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住生活コンサルタント 早坂淳一 ネクスト・アイズ株式会社無理せず建てられる金額を算出する、建築予算チェック方法

新築・リフォームを考えるとき、用意できる予算で理想のマイホームを建てられるかどうか、予算と現実の狭間で悩まれる方々がとても多いようです。無理せず夢のマイホームを建てられる予算を検討するにあたり、簡単な計算式に数字を当てはめて確認してみましょう。

1 4つの計算式で分かる理想の予算

簡単な計算式

理想の予算を導き出すにあたり、以下の4つの計算式に数字を当てはめます。

収入から1ヶ月の返済可能額を算出

年収×年収負担率(25%~35%)÷12ヶ月=1ヶ月あたりの返済上限額
年収をベースに1ヶ月あたりの返済上限額を算出します。住宅ローンを組むとき、銀行や住宅金融支援機構が計算する年収負担率は30%~35%ですが、25%を超えると返済に無理が生じる可能性が高くなります。

維持費用を差し引いて現実の返済額を算出

1ヶ月あたりの返済上限額-維持費用(1ヶ月あたり1万円以上)=1ヶ月あたりの現実的な返済額
毎月積み立てる修繕維持費も返済額に加えることで、1ヶ月あたりの現実的な返済額が試算できます。

いくら借りるのが妥当か計算

  • 1ヶ月あたりの現実的な返済額÷100万円あたりの月々の返済額×100万円=妥当な借入額
  • 以下の返済早見表を参考に、妥当な借入額を算出します。ただし、この金額を必ず借りることができるわけではありません。

月々の返済額早見表

自己資金を足して総予算を試算

  • (妥当な借入金+自己資金・援助金)÷諸経費(1.07)=理想の建築予算
  • この式では、諸経費を7%で試算しています。生活安定を望むなら、月々の返済額は総額で25%におさえましょう。

年収負担率を検討するにあたっては、ほかに注意しなければならない支出も把握しておくことも大切です。車のローン・教育ローン・カードローンをはじめとする各種ローンはもちろんのこと、生命保険や学資保険、火災保険、自動車保険などの各種保険料も月々の返済額に加え、各種ローンや保険料を加えた総額で年収負担率の25%に抑えておいたほうが、急な出費にも対応しやすくなります。どうしても理想の住まいを建てるにあたり、予算が足りないということは往々にしてある話ですが、背伸びして無理な返済計画をたてると、住んでからの日々の生活が苦しくなってしまいます。理想を追い求めて住み始めてから苦しくなるか、妥協できるところは妥協して、住み始めてからの生活安定を優先するかは、あくまでも建てるみなさまの考え方次第です。

無理しないで建てられる予算を導き出したとしても、将来急病になったり仕事を失ったり、火災や地震で大切なマイホームを失うかもしれません。残念ながら将来のことは誰にもわかりません。
そこで、自分の力ではどうしようもなくなったときに備え、現在お住まいの土地と建物を売却してなんとか糊口を凌ぐ可能性も、計画段階から考えておくことが大切です。

2 土地の地価のチェックでセーフティネット

将来的に売却も念頭において、資産価値を確認しつつ家づくりを進めること

お住まいの場所の災害予測や地盤の強さについては、いろいろなポータルサイトが整備されてきていることから、ご自身でもある程度の予測はできます。災害予測や地盤の強さは、いちど調べておくとそうそう大きく変わることはないので、計画段階から地盤改良や火災保険で備えておくことができます。自分自身の将来の経済状況については、当然のことながら誰にもわかりませんが、万が一のときに売り抜けることも考慮して、購入を計画している土地や現在お住まいの土地については、定期的に資産価値をチェックしておくといいでしょう。土地の資産価値の目安を調べるには、不動産取引価格や地価公示・都道府県別地価調査をあたる方法があります。国土交通省が運営する土地総合情報システムでは、全国の地価公示を過去の地価も含め調べることができます。ほかにも、実際に行われた不動産取引の価格も閲覧できるので、年1回程度でも構わないので、定期的に自分のお住まいの地価を調べておきましょう。

土地総合情報システム(国土交通省)

土地総合情報システム・トップページ右の地価公示・都道府県別地価調査をクリックして地域などの諸条件を入力すると、地価公示・都道府県別地価調査を見ることができます。ほかにも、実際に行われた不動産取引の価格も閲覧できるので、年1回程度でも構わないので、定期的に自分のお住まいの地価を調べておきましょう。もし、住宅ローンを含む総借入金額以上に高く売却できるのであれば、ほんとうに借金で首が回らなくなったときでも、経済面でのセーフティネットとして備えられます。住宅ローンの返済が苦しくなったときは、他に借金をして返済するのではなく、まず借入した金融機関に返済計画の相談をするほうが先です。不動産を売却して返済することは、究極の最終手段としてとっておきましょう。

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住生活コンサルタント 早坂淳一住生活コンサルタント 早坂淳一

住生活コンサルタント 
早坂淳一
ネクスト・アイズ株式会社

大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルブロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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