住宅関連記事・ノウハウ
理想の住まいを追求するなら注文住宅
1 マイホームについて
マイホームを考えるとは、生活や住まいへのこだわりが大きければ大きいほど、生活や住まいへのこだわりを妥協しなければならない建売住宅・マンションより注文住宅を選んだほうが、後々後悔することが少なくなる場合があります。注文住宅を建てるには、土地の確保から始まって各種の煩雑な手続きや調査、無理のない資金計画の見定めなど、いろいろな準備と対応があります。そのような前提条件のなか、着実に注文住宅を建てるにあたり、以下の条件がクリアされると、各種の手続きなどにかかる手間を乗り越え理想のマイホームを建てることができる条件が揃います。
掲載事例とおり庭の家(一級建築士事務所 株式会社KADeL)
注文住宅を建てたほうが満足できる可能性が高い方は、ご自身の考え方について以下の項目を1つでも多く含む方です。
- □すでに土地がある
□【住み替え】についてはあまり考えたことがない - □自分が好むデザイン・間取りなど優先させたい
- □結果として時間がかかっても満足できる家を建てたい
- □一般的な住宅とは異なる家づくりを考えている(二世帯住宅・店舗つき住宅など)
2 スケジュールは最短でも6カ月程度
注文住宅を建てるとき、たいていの方々が難しいとお考えになる点は、スケジュール(工程)と予算調整。スケジュール(工程)について解説します。注文住宅を検討する場合、できあがった家を購入する建売住宅やマンションと違い、スケジュール(工程)を綿密に立てる必要があります。注文住宅を建てて入居できるまでのスケジュールは、最短で6ヶ月程度、2年以上かかる場合も優にあります。
- ◇情報収集・資金計画:1ヶ月~3ヶ月
- □敷地調査・見積・設計:1ヶ月~6ヶ月
- □着工~引き渡し:4ヶ月~12ヶ月以上
3 注文住宅で予算調整するコツは優先順位を明確にすること
続いて予算調整について解説します。
注文住宅の最大の魅力は、自分好みの住宅を建てられること、自分のこだわりを生かせるところですが、すべてにおいて自分のこだわりを追求すると、家づくりにおける想定予算を大幅に超えてしまいます。ここが、できあがった家を購入する建売住宅やマンションとは最も異なるところです。
それでも、注文住宅で予算を調整できる余地は数多くあります。それは、住宅設備やインテリアなど、建物の構造や性能に影響を与えない項目については、それぞれにおいての優先順位をしっかり定めることなのです。建物の構造や性能に影響を与えない項目については、できる限り多くの項目にて家族で優先順位を決めます。
家族全員において、それほどこだわらない項目については一般的(安価)な設備・仕様にすることです。更に家族のいずれか『ここだけは譲れない』という項目については、さらに家族で優先順位を検討し『ここだけは譲れない』項目の優先順位をさらに細かく検討します。
このような検討を重ねることで、家全体の予算バランスを整え、家族全員が納得できるコストダウンができるようになります。家族間で最も調整に難儀するのは、『ここだけは譲れない』項目の優先順位づけ。何らかのかたちで家族間で妥協しなければならない要素もありますが、注文住宅を建てるパートナー次第で、きめ細かな調整ができる場合もあります。万が一ここだけは譲れない項目の優先順位づけで妥協することになっても、やり方次第では対応できることも多いので、妥協しても諦めず。夢は大切にとっておきましょう。
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