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建築家 杉浦充 JYU ARCHITECT充総合計画 一級建築士事務所(6)2世帯住宅-3)部分共有(分離)型 -家の諸機能と諸設備を部分共有(分離)するタイプについて

<[3-a]2世帯住宅-部分共有(分離)型:家の諸機能と諸設備を部分共有(分離)するタイプについて>

部分共有(分離)型とは、文字通り建物の設備や建築機能の一つ、もしくはいくつかを、
その世帯間に一番合うカタチで共有(分離)する型式です。
結果としてコストメリットも得られる総合バランスをはかった型式といえます。
配慮する点は、Ⅰ.完全共有型とⅡ.完全分離型でこれまでに述べてきたことが、共有割合に合うかたちでそのまま反映されます。
ライフスタイルにより実にいろいろなパターンがありますが、一般的に共有することの多い項目を挙げてみます。

・玄関
・リビング
・キッチン(ダイニング)
・客間(多目的室)
・浴室
・納戸
・階段

これらの単独共有だけでもいくつかのカタチがありますが、複数共有することで更にいろいろなカタチが広がります。
なかでも建築機能にあたる玄関やリビング、ダイニング、建築設備にあたるキッチンは世帯間のコミュニティーゾーンになりますが、
リビングの共有は玄関の共有よりも世帯間の距離が近づくように、建築部分や設備の種類によって世帯間の距離が計られ、
更にはその大きさや配置などで、その距離が調整されることになります。

それではどのように共有可能事項を検討すればよいのでしょうか?
このことを検討するにあたっては、それぞれの世帯や個人の生活サイクルを時間ごとに書き出すことが非常に役立ちます。
お互いの生活サイクルの状況がつかめることで、新環境のデモンストレーションになり、生じうる問題が予想できるのです。
「浴室は共有できそうだ」「玄関はやはり分けたほうが良さそう・・・」など、
判断がより明確にできるので、ぜひ書き出してみることをお勧めします。

2世帯住宅は特に、十分に検討されないままコスト重視で建築してしまうことで中途半端な結果を招いてしまう恐れがあります。
後での手直し工事ほど割高なものはありません。設計者等の専門家や第三者を交えて充分検討することも成功の秘訣の一つでしょう。

共有できる部分を設けることで、コミュニケーションにつながったり、コストダウンにつながることも
▲共有できる部分を設けることで、コミュニケーションにつながったり、コストダウンにつながることも

最後に、建築コストと優先事項の関係について

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建築家 杉浦充建築家 杉浦充

建築家 
杉浦充
JYU ARCHITECT充総合計画 一級建築士事務所

1994年 多摩美術大学 美術学部 建築科 卒
1994年~97年 ゼネコンにて施工と設計に携わる
1997年~99年 多摩美術大学 大学院 博士前期課程 修了
1999年~01年 建設会社に復職 (計8年在籍)
2002年 JYU ARCHITECT 充総合計画一級建築士事務所 開設
2010年 京都造形芸術大学 非常勤講師
『建築家は単なるデザイナーではありません。与えられた諸条件のなかで、建築主が最大限利益を得られるように、建て主の「代理人」としてコンサルティングする任務を負います。今後も設計者の目の届く範囲で一棟一棟の可能性を探りながら、質の高い適正価格建築の実現に取り組んで参ります。』
デザイン、機能性、コストなど総合的なバランス力に定評がある建築家。