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建築家 栗原守 光設計和モダン⁉新感覚の和室のおすすめ

1 和室は欲しい派?欲しくない派?

和室事例写真一覧より

最近では、和室のない家も多くなっているようですが、和室には洋室にない使い勝手の良さがあります。自然素材やエコ・省エネ、和モダンを取り入れた住まいの設計が得意な建築家、栗原守先生に、現代的な家への和の取り入れ方を教えてもらいました!

融通性のある和室で 現代の暮らしを楽しく美しく快適に

最近は和室のない家も多くなっているようですが、和室には洋室にない使い勝手の良さがあります。ベッドを置いた洋室は寝室という用途に限られてしまいますが、和室の場合は布団を押し入れにしまって掃除機をかければ、食事をしたり団欒をしたり、お客様をお通しすることさえできるのです。ひとつの部屋に何通りもの使い方がある和室の「融通性」は洋室にはない利点です。この昔から引き継がれてきた和室の使い勝手の良さをぜひ見直していただきたいと思います。

和室といっても、化粧柱に鴨居、長押、竿縁天井といった決まりきった和室本来の意匠にこだわることはありません。現代的に割り切って、畳敷きの自由なスペースと考えれば、使い方も住まい方もずっと楽しくなるはずです。

2 畳のリビング

畳リビング

リビングは何もフローリングと決まっているわけではありません。

実際、リビングダイニングを12畳の畳敷きにした若い建築主がいました。大きな掘りこたつを真ん中に設置して、冬も夏もこの掘りこたつが生活の中心です。お客様が何人きても、座布団さえ用意すれば対応でき、アットホームなもてなしが喜ばれていると聞きました。畳に座ると目線が低くなるため天井が高く見え、部屋が実際よりずっと広く感じるという良さもあります。床暖房をしなくても暖かく過ごせる畳リビングはこれからの小さな住まいには特におすすめです。

3 モダンな印象の畳スペース

なるほどー。畳のスペースがあるだけで、随分使い勝手に融通がききそうですね。ところで私は全体的に洋風な家を建てる予定ですが、和室をつくっても違和感ないでしょうか。

という実問に対しては全然大丈夫です。昔ながらの和室にこだわる必要はないのです。畳のコーナーと考えると、どんなお宅にでも柔軟に取り入れやすいですね。例えば、縁のない畳もよく使います。リビングのコーナーの畳スペースには、縁なしの半畳サイズの畳を使うと和風になりすぎず、洋風のリビングに違和感なく馴染みます。4畳半で9枚ですから、コストは少々かかりますが、畳表の目を互い違いになるように敷き込むと市松模様となり、とてもモダンな感じの畳スペースができあがります。

4 畳コーナー:4畳半の畳の部屋

畳コーナー:4畳半の畳の部屋。化粧柱や鴨居などがないのでスッキリとしたモダンな和室に

畳のコーナーは、4畳半の畳の部屋です。和室の魅力を存分に味わうことができるスペースです。以下におすすめのポイントをご紹介します。

自然な落ち着きと温もり

畳の部屋は、自然素材である畳が床に敷かれているため、自然な落ち着きと温もりを感じることができます。畳の上でくつろいだり、座ったりすることで、心地よいリラックス空間を演出できます。

柔軟な使い方と可変性

4畳半の畳の部屋は、コンパクトながらも柔軟な使い方ができます。座卓を置いて、お茶を楽しむスペースにしたり、畳を押しのけて寝具を敷いて寝室として利用することもできます。また、子供たちの遊び部屋や読書スペースとしても活用できます。その可変性の高さが魅力です。

和のデザインと調和

畳のコーナーは、和のデザインと他のインテリアとの調和を図るのにも適しています。洋風のリビングや寝室に畳のコーナーを取り入れることで、モダンでありながらも和の要素が加わり、独特の雰囲気を醸し出します。

5 畳敷きの和の空間は、豊富な可変性で自由自在に!

若い建築主の場合は寝室を和室にするケースも少しづつ増えてきました。布団の上げ下ろしが苦にならない年齢なのと、毎日の上げ下ろしが腰の運動になり、健康維持につながるとの考えもあるようです。

和室といってもフローリングの替わりに畳を敷いた部屋という印象が強く、押入はあっても化粧柱や鴨居はありません。スッキリした空間で座卓を広げ、静かな時間を過ごしたり、冬はこたつを出してお客様をもてなしたり、子どもたちの臨時の遊び部屋になったり、それぞれの家庭の様々な用途に使われています。

畳の続き間:障子の開け閉めで広くも狭くも楽しく使える

畳敷きの和の空間は建具の開閉など住まい手の工夫次第で広くも狭くも楽しく暮らすことができます。これからの住まいには、新しい感覚で和の空間を取り入れるといいのではと思っています。

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建築家 栗原守建築家 栗原守

建築家 
栗原守
光設計

1949年埼玉県生まれ。
上智大学文学部フランス文学科卒。
埼玉県狭山市役所に勤務しながら、夜間の早稲田大学専門学校で建築を学ぶ。CORE 建築都市設計事務所勤務を経て、1987年現事務所を設立。
『呼吸する住まいをテーマにサステイナブルな住まいを設計しています。呼吸機能のある自然素材をできるだけ内装材として使い、住まい全体が自然の状態で呼 吸をして、住まいの中の湿気を調節する、そんな「呼吸する住まい」の設計の仕事を進めると同時に、地域に根づいた工務店や材木店と協力しあい、自然素材を使用した住まいをできるだけローコストで施工できるようなネットワークづくりも進めています。』

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