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耐震住宅・制震住宅・免震住宅のメリットとデメリット2
耐震住宅・制震住宅・免震住宅のメリットとデメリット2
耐震とは、読んだ字のごとく地震に耐えること。
=普通の地震では大きな損傷がなく、大震災では倒壊しない程度の損傷が発生するレベル
●地震の揺れが直接建物に伝わる。
●強風(台風)ではほとんど揺れない。
●地震のたびに、建物の損傷が進む。
●免震と比較して、格段に家具が転倒する。
●現在の建築基準法では、ほぼすべての住宅が耐震住宅となる。(追加費用がない)
●軟弱地盤の制約はほとんどない 。(地盤改良が必要になる場合があります)
●地下室などの設置制約はない。
制震とは、揺れを軽減すること。
=普通の地震では大きな損傷がなく、大震災では建物内部でエネルギーを吸収する
●地震の揺れは直接建物に伝わるが、2階から上階の揺れが軽減される。
●強風(台風)では、ほとんど揺れない。
●建物損傷については、制震装置が建物の揺れ(振動エネルギー)を吸収するので、建物全体ではほとんど損傷しない。
●家具転倒は2階から上階が軽減される。
●設置コストは30万~100万円。
●軟弱地盤の制約はほとんどない。 (地盤改良が必要になる場合があります)
●地下室などの設置制約はない。
免震とは、建物に揺れを伝えないこと
=普通の地震では大きな損傷がなく、大震災でも地震のエネルギーを伝えない構造
●地震の揺れは直接建物に伝わらない。
●強風(台風)のときは2階から上階が揺れる。
●建物が大きく揺れないので、建物の損傷が大幅に軽減される。
●家具の転倒は、階数を問わず大幅に軽減される。
●設置コストは350万~550万円。
●軟弱地盤などでは免震装置の設置が困難。
●地下室の設置は困難。