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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 予算“0”の「ソフト壁」

 予算“0”の「ソフト壁」

今住んでいるマンションの2LDKの間取りの壁を“溶かして”透明な子ども部屋をつくる?

 分譲住宅の住みにくい間取りの壁を溶かして好きな動線の間取りに直す?
とは一体どういうことなのでしょう?

実は2LDKなどの狭い住まいの間仕切りを溶かして透明にして新しいプランをつくる。リフォームで私がよくやる手法の一つです。
要するに部屋の間仕切り壁であって壁でない・・・??? ますます謎めいてきましたが、その通りで、この手法を私をして“ソフト間仕切り”そう“ソフト壁”と称しているのです。これを悩みの“子ども部屋”や“間取りの改変に応用するのです。その詳細を紹介すると・・・。

まずは今の2LDKで親子3人の家族がどう住んでいるか?を考えて見ます。2LDKの二つの6畳の部屋のうち一つを小学生の子どもが一人で堂々と使い、もう一方の6畳の寝室は大人の夫婦二人のベッドは置けません。当然床に布団を重ねるように敷いて寝ることになります。しかもそこにタンスや家具が置かれることになりさらに狭く、それらに挟まれて寝ているのです。これは狭いばかりか地震でも着たら大変危険です。

そこで今の6畳の子ども部屋の真ん中を、寝室に置いてあったタンス2本で区切ってベランダ側を3畳の子どもコーナーにするのです。手前の残りの空間は納戸的な“何でも収納”とし家のすべてのものをここに置きます。夫婦の寝室もタンスもなくなり広くなります。親子そろって3畳ずつ均等になりました。

その狭くなった子どもはと言うと、まるで操縦席のようになった部屋で大喜びです。このタンスの間仕切りは部屋を壊すことなくしかも家具を置くだけでできます。まさに予算“0”の「ソフト壁」と言えます。

湿気の籠もらない傘の家と壁の家
■イラスト1:2LDKの6畳を納戸と子どもコーナーに(画:天野彰 )

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表