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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 “収めて出せる”「収出」が理想

“収めて出せる”「収出」が理想

角館商家安藤家のれんがの蔵
■写真:角館商家安藤家のれんがの蔵(写真:天野彰)

安藤家のような商家では蔵座敷もあり、物と主人も保管される例もあります。いずれも土壁と漆喰で固められた蔵の屋根は方杖でを浮かし上げ、その通気で湿気対策をし、いざとなれば屋敷とその屋根は燃えても家財は助かるという考えなのです。

こうした住まい方から見ても収納は多ければ多いほどよいと言うものでもなさそうなのです。まさに適材適所、「おーい紙!」「おーいパンツ」などと言わないで済むよう、欲しいところにある収納がよいのです。こうしてみますと本当に収納がうまく配置されている家は少ないのです。ただ大きな納戸やクローゼットをつくってもその面積の割りに片付かなかったり、床から天井までをすべて収納にしても身長より上はガラガラで結局物に溢れるのです。

収納はこうした手もとの物さらにはそのストック、毎日使う物たまに使うものと遠ざけて配置するのです。物を雑多に押し込むだけではなく,欲しいときにすぐ出る!“収めて納める”「収納」ではなく、“収めて出せる”「収出」が理想なのです。

収納の頻度とその配置プラン
■イラスト:収納の頻度とその配置プラン(画:天野彰 )

収納は生活の「衣」・「食」・「住」・「遊」・「育」の用品と道具が、その間取りに合わせて欲しいときに、欲しいところに配置されていることが大切です。こうして今の家の「収納の間取り」を見てみるのです。その使用頻度と使用場所に合わせて収納がうまく自分を家族を包み込むように配置されているかどうかが大切です。

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表