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建築家 天野 彰 老後に強い家はどうつくり、どうリフォームするか?

老後に強い家はどうつくり、どうリフォームするか?

イラスト1:いざとなったら人に貸せるアパート付きの家
■イラスト:いざとなったら人に貸せるアパート付きの家(画:天野彰)

 今年は、今まで溜まった膿のような鬱積がすべて表面化されて赤裸々となりました。そんな中、戦前戦中を行き抜いた多くの老人たちが累積され、超高齢の生活をされているのです。さらにそれを追うように、戦後の「団塊」とも呼ばれるベビーブーマーの巨大な人口の塊が老後の生活に突入しようとしているのです。その人たちこそが、今日までの高度成長の日本の経済や社会のあらゆるブームを作り盛り上げてきた世代なのです。

 が・・・、今まさにその塊が悠々自適の自立の老後を、と思いきや、リストラだ、年金支給の先送りだと言われ、加えて夫婦双方の高齢の親たちも元気で、その介護に直面していると言うのです。
ちょっと大げさですが、私とほぼ同世代の夫妻はまさしく一人っ子同士の結婚も多く、今夫婦双方の80歳以上の老親が4人!健在と言うのです。まことにめでたいことなのですが、高齢だけにいつ何事が起きるか?といつもハラハラドキドキしているというのです。自分たち自身は海外旅行はおろか、おちおち風邪も引けない毎日だと言うのです。

 こうした中、今の家を一体どう準備するか?先日行ったリフォームではなんとちょっとしたペンションのような、あるいはいずれグループホームにでもなるかのようなものになるのです。まさに大きめのリビングと浴室はデイサービスの介護施設のようであり、そこに親たちを預かる個室も可能なのです。2階はまさしく本人たちのスペースなのですが、これもいずれ子どもたちに譲って、老いてからは、自分たちは生活の楽な一階に移ると言うのです。しかもこうした事態になるまで、あるいはならなかった場合は賃貸アパートとして貸し出して生活の糧にするのです。

写真:まるでグループホームのようなLDKの家(I邸)
■写真1:まるでグループホームのようなLDKの家【I邸】(写真:天野彰)

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表