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2012年 冷房をガマンする節電の季節が到来
2012年 冷房をガマンする節電の季節が到来
いよいよ、今年も、梅雨明けとともに冷房をガマンする節電の季節が到来します。
真夏でも快適な仙台で長い期間を過ごしてきた私としては、首都圏の暑さと、室内外の温度差は、毎年のように自律神経が失調してしまうほど辛い季節です。
私のように、夏に体調を崩される読者のみなさまは多いと想定されますが、今年はみなさまご存じの北海道や西日本を中心にした節電要請をうけ、照明などで工夫する省エネ以外にも、エアコンの使い方を工夫することによる節電にも取り組まなければなりません。
ただし、エアコンの冷房を控えることによって体調を悪化させてしまう方々も多いのが、節電のデメリット。
そこで、いろいろ調べていたところ、空調機大手のダイキン工業株式会社が2012年7月3日に発表したニュースリリースで、興味深い内容が記載されておりました。
2012年7月3日公開 <ダイキン 「第18回 現代人の空気感調査」>
全国700名に聞いた「夏場のエアコン利用と健康管理」結果発表
『冷房弱者』と節電の実態 『冷房弱者』も節電は苦手。28℃設定は3割!
3人に1人が節電と健康管理「両立に自信がない」
ダイキン工業株式会社(外部リンク)
上記を要約すると、昨年は約7割の方がエアコンの冷房使用を控えたそうです。
多かった回答が、エアコンの冷房運転時間を短縮したほか、政府推奨の28℃設定遵守、扇風機など他の冷房機器を活用した方々が、それぞれ半数以上の回答になりました。
ただし、エアコンを控えた方の約97%もの方々が、実は『暑さを感じていた』とのこと。
また、もともと冷房が苦手な方(冷房弱者)は回答者の半数以上を占めるなかで、今年の夏もエアコンの利用を控えるという方は回答者の6割以上。エアコン利用を控えながら健康管理をしていくことに『自信がない』と回答した方が全体の3割以上になっています。
私自身、節電に協力したいけど、節電に協力することで日を経るごとに体調が悪くなっていくことを覚悟して節電に勤しむか、自分なりに節電協力と体調の維持管理の折り合いをどう付けるか。