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建築家 天野 彰 2LDKの1部屋を子ども1人に与えるのは不公平!?

2LDKの1部屋を子ども1人に与えるのは不公平!?

 調べてみますと、子どもたちから部屋が要求されてもいないのに、狭い2LDKであってもその1部屋を子どもたちに与えている例は多いのです。しかしそのためにもう一部屋の親たちの寝室は狭くなって、ベッド二つとタンスでも置いたら身動きさえできないでいるのです。それに比べ、子ども部屋の方はゆったりと“悠々自適で”だらしなく使っているのです。

 その2LDKのプランを見ますと、6畳の一間に大人2人と、その片方は子どもが1人と、なんとも不公平であることが分かります。

2LDKの親子不公平な割り当てを公平にする
■イラスト1:2LDKの親子不公平な割り当てを公平にする(画:天野彰)

 しかもその為にLDKには物があふれ住まい全体が狭苦しくなっています。第一、なによりもこのことが当たり前と子どもに思わせていることが私には気になるのです。
 さらに、まだベッドメーキングはおろか個室の使い方さえできない子どもがドアの向こうに締め切られていたら、躾どころかいったい何をしているのかさえも分からなくなってしまいます。

 それこそ「子ども部屋=勉強部屋」と思う親の意に反して彼らの生活の場はまるで家の中の「下宿」のような“密室”となってしまう恐れもあるのです。
 結果として、子ども部屋は彼らの逃げ込む部屋か、隠れ家となり家族から、世間からも引きこもる場所となりかねないのです。

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表