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建築家 天野 彰 今の2LDKの間取りの壁を“溶かす” さらに透明に????

今の2LDKの間取りの壁を“溶かす” さらに透明に????

 このソフト壁、LDKのベランダ側につくって3畳ほどの子ども部屋(コーナー)にすることも可能です。ちょっと費用はかかりますが、ベランダに面した今の子ども部屋の6畳の間仕切り壁を壊し、昼なお暗かったLDKと一体にしてベランダまでの広く明るいLDKにするのです。
 これで子ども部屋がなくなってしまいますが、ベランダ側の3畳ほどに敷居と天井までの鴨居を改めてつくりそこを天井までの大きなガラス(プラステック)戸で仕切ります。

ガラス戸が閉められた子ども部屋(カーテン未装着 S様邸)
■写真1:ガラス戸が閉められた子ども部屋・カーテン未装着 S様邸(天野彰)

 この3畳の中にベッドと机を置きます。リビングから見るとまるでサンルームのようなところが「子ども部屋(コーナーか?)」となります。もちろんこれでは中が丸見えで落ち着きません。そこでガラス戸の3畳側に遮光カーテンを取り付けます。

 ガラス戸を閉め遮光カーテンを閉めると、音を通さず光も通しません。これこそ“壁”です。リビングは今までのように暗くなりますが、平日子どもは学校に出かけます。そこでガラス戸とカーテンを開け「子ども部屋」とリビングを一体にし、明るく風も通り広々と暮らします。

 これこそまさしく壁であって壁ではない“ソフト壁”なのです。

ガラス戸が開けられ広いLDKに(S様邸)
■写真2:ガラス戸が開けられ広いLDKに・S様邸(天野彰)

 おもしろいことに・・・この“壁”子どもは最初ガラス戸もカーテンも閉めていますが、次第に慣れて来るとカーテンは閉めなくなり、さらにはガラス戸も開けっ放しで宿題をやるようになるのです。
 まさにこれこそ“ソフト壁”で、住まいの空間も親子の関係もソフトになるのです。

空間も家族も一体になる“ソフト壁”
■イラスト3:空間も家族も一体になる“ソフト壁”(画:天野彰)

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表