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建築家 天野 彰 子ども部屋(3)勉強好きにする創造空間「みんなの書斎」?!

子ども部屋(3)勉強好きにする創造空間「みんなの書斎」?!

 最近は親子や夫婦までがメールでことを済ませ、密度の濃いリアルでアナログな会話が減少しているとも言えるのです。
 このような中で、住まいは親子が濃密なコミュニケーションを取れる場所にしなければなりません。
 特に子育ての最中の夫婦は双方が一緒に接する機会をできるだけ多くつくる必要があるのです。それを広く設備が整った快適な子ども部屋を与えてはさらに触れ合う時間は少なくなります。
 やはり子ども部屋は最小限のスペースにして家族のLDKこそ広く快適にすることです。

 子ども部屋が快適で居心地がよければ子どもは家に帰っても家族の居るリビングにはなかなか出てきません。玄関からそのまま子ども部屋に直行して、まるで親の家に住む“下宿人”のようになってしまいます。一日中部屋で過ごすようになるのです。共働きでただでさえ親たちも忙しく、家族が顔を会わせる時間も減って親子や兄弟との会話も無くなってしまいます。

 このコラムで何度もお話しするように、子ども部屋は子どもたちが着替えたり、寝るためだけの部屋とし、最小限の広さとするのです。

 前回お話しした「立体子ども部屋」も勉強机を子ども部屋から出してさらに限界まで縮めるのです。その外側に二つの机を置くとそこに父親の書斎デスクも置けます。
 これはまさしく親子の書斎コーナーです。ここでは子どもたちにいろいろ教えてやることもできます。

立体子ども部屋の前に親子書斎コーナー
■イラスト1:立体子ども部屋の前に親子書斎コーナー(画:天野彰)

 さらにこの子ども部屋から浮いた面積分をリビングやダイニングキッチンなどに足して少しでも広く快適にするのです。その広くなったリビングダイニングに書斎コーナーのような場所をつくります。これはまさしく家族全員の書斎で、パソコンコーナーなどにして家族が並んで勉強や家事をしたり、あるいは大きなテーブルを囲んで一緒に勉強したりするのもよいのです。
 こうして魅力的で楽しいリビングダイニングはいつも家族が居て、引きこもりの子ども部屋などにはならないのです。

リビングダイニングを家族全員の書斎コーナーに
■イラスト2:リビングダイニングを家族全員の書斎コーナーに(画:天野彰 )

何でもテーブルカウンター
■写真1:何でもテーブルカウンター(天野彰)

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表