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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 灯りを楽しむ節電 LEDと白熱灯の使い分け

灯りを楽しむ節電 LEDと白熱灯の使い分け

 人類は今さら古代の生活には逆戻りはできませんが、蛍光灯やLEDなど輝度の高い照明をこうこうと着け、明る過ぎるのも問題です。時には照明を消してろうそくの灯りや月夜の明かり、つまり“暗さ”を楽しむなど、普段にない生活を体験することも必要ではないでしょうか。

 このせっかく進化した電気と多種にわたる照明の栄誉を得て、もっと「あかり」を楽しむのです。
 新築やリフォームの際、ぜいたくのようですが、同じ部屋にLEDと白熱灯の回路を設置してスイッチを多くし、さらに調光機を付けると、全開では掃除や物を探すときに最大に明るく、白熱灯で温かい雰囲気とを演出し、調光で光を抑え落ち着いた雰囲気をつくります。
 暗くしてスクリーンに映画を映すと、わが家がシネマに変身するのです。

LEDと白熱灯の使い分け
■イラスト1:LEDと白熱灯の使い分け(画:天野彰)

ホームシアターに変身
■写真2:ホームシアターに変身 I邸(天野彰)

 この照明の明暗を行うだけで生活にメリハリができ、家族の表情も豊かになり奥さまも優しく奇麗になるのです。今までの室内がドラマチックになり夫婦や家族のまとまりも良くなります。
 まさしく古今東西「灯り」は団らんの中心なのです。
 さらに不思議なことは、この白熱灯とLEDの照明によって、冬は暖かく感じ、夏は涼しく感じるのです。

 これからの照明配置は作業する、静かに過ごす、家具や置物そして絵画を照らすなど、イラストのようにその用途に合わせ適材適所に数を多くすることです。

適材適所生活に合わせた照明計画
■イラスト2:適材適所生活に合わせた照明計画(画:天野彰)

数多く照明を配置スクリーンも降りてくる
■写真3:数多く照明を配置スクリーンも降りてくる S邸(天野彰)

 当初その設置費用はかかりますが、老いて物を探すときや掃除のときは最大に明るくし、反対に暗くては危険な廊下や階段などはLEDで常に明るくするのです。

手すりに組み込まれたLED照明
■写真4:手すりに組み込まれたLED照明 ko邸(天野彰)

 こうして普段は最小限の灯りで過ごすなどで消費エネルギーは最少で済むのです。

 この節電を機会に本当のエコを創造力で実現するのです。

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表