無料新規会員登録

掲載情報件数

完成事例 1404 件 | ハウスメーカー 22件 | 工務店 84件 |建築家 13 件 | 住宅展示場リノベーション

  1. HOMEHOME
  2. 住宅関連記事・ノウハウ TOP
  3. 設計のヒント
  4. 開店!狭さを楽しむ「わが家のスナック」?!

住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 開店!狭さを楽しむ「わが家のスナック」?!

開店!狭さを楽しむ「わが家のスナック」?!

 住まいを愉しむコツは「街のスナック」の狭さを楽しむことです。
 都市の住まいは狭いのです。その1LDKや2DKなどに住むと狭いからもう何をしてもダメとばかりあきらめてしまいます。

 そんな都市の狭い住まいの一番の悩みは玄関から即DKとなり、キッチンが丸見えとなるのです。これは狭さもさることながらむさ苦しく家事をする奥さんも落ち着きません。
 そんな事情から夫も子どもたちも同僚や友だちを連れてくることもありません。

 そこで間口が一間歩かないかの狭い「街のスナック」を思い出してみましょう。玄関ドアを開けたら目の前にカウンターがあり、バックヤードにはグラスやボトルなどが綺麗にディスプレイしてあります。客もカラオケを歌ったりママさんと楽しそうに飲んでます。
 この「街のスナック」に比べたらわが家の1LDKや2DKの方がはるかに広いのです。
 このスナックを見習ってわが家の「スナック」にしてしまうのです。

 店のママさんは奥さんです。客は子どもたちでありご主人です。
 もちろん彼らの友だちや同僚も常連のお客さんとなります。そのためにバーの腰掛けは家族の4脚だけではなく8脚も10脚も入るだけ用意するのです。

開店!わが家のスナック計画
 ■イラスト1(左):わが家のスナック計画図 ■イラスト2(右):開店!わが家のスナック(画:天野彰)

 普段はいわゆる「対面式キッチン」ですが、食卓に物を出すのも片付けるのも楽になり家族との疎外感もなくなります。カウンターの内側にはキッチンのシンクやレンジがあり、バックには食器棚と冷蔵庫を埋め込みます。客がキープするボトルこそありませんが、グラスや食器をきれいに並べます。これでカウンターの外からは内側のシンクなどが見えず、玄関からの視界もすっきり広くなります。

 カウンターの外はスナックの雰囲気同様に高めの椅子となりますが、イラストのようにカウンターを延長してテーブルを取り付けて家族が取り囲めるようにすればダイニングテーブルとなり、前回キッチンでもお話しした炉端のような鍋のテーブルやステーキハウスのようにもなります。

わが家のスナックバー
 ■写真:3.わが家のスナックバー(画:天野彰)

  次回『「わが家のスマック」キッチンの移動は排水と換気が重要!』へつづく
  ★毎週土曜日 最新コラム公開中!

関連記事

建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表