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建築家 天野 彰 おひとりさまでも快適なお風呂~「おひとりさまの家」老いる自分を守るもの!

おひとりさまでも快適なお風呂~「おひとりさまの家」老いる自分を守るもの!

 これは何も介護施設だけではありません。
 家庭でもユニットバスなるものが普及し、工場生産化されあらゆる装置が付いた浴室があります。しかも水を漏らさず現場の施工も最小限で、これもシャワー党の外国人は首を傾げるものです。特に最近はプラスチックのユニットでありながら、内側がタイル張りや石張りのものもあり、さらにはヒノキ張り!などと様々で、私たちも現場で浴室のデザインをすることは少なって来ているのです。しかしリフォームなどでは狭い風呂にイラストのような出窓を付けて壁を押し出すと腕を預けられるだけではなく視覚的にも広くなり、左右のスリットや出窓上部のトップライトから光と風も取り入れられ開放的になるのです。

狭い浴室肘の当たる壁を出窓で広く
■イラスト1:出窓でちょっと広く(画:天野彰)

 その中で最近関心を持たれるのが老いてわが家で自力でお風呂に入れるか?と言う問題です。
 お年寄りを吊り上げて回転させそのまま湯船に浸ける装置も貸し出されていますが、中には不安定なものもあり、老いた老人同士では事故も起こりかねません。
 まさにそこまでして湯に浸かりたいか?とも思うのですが…なるほど他人ごとではなく、私自身蒸し暑い梅雨時や、寒い冬など湯に浸かれなくなったらどうしようかと思う程です。

 そこで最後までお湯に浸かりたい!さらにはトイレだけは誰の助けも借りずに自力で一人で行きたい!と言った思いからホームナーシングユニットなる、天井で自在に動くトランスファーでわが身をサポートして、トイレに浴槽にと部屋の中を自由に動けるシステムを開発しているのです。

ホームナーシング イラストと写真
■イラスト2:自分で入りたい ■写真2:ホームナーシングュニット(画:天野彰)

 これでプライバシーも確保され、よしんば「おひとりさま」となっても気軽に暮らして行けるのです。

ホームナーシング イラストと写真
■写真3:歩行テスト ■写真4:アースウォークを試乗する筆者(天野彰)

  次回『「おひとりさま」のリフォーム~「おひとりさまの家」老いる自分を守るもの!』へつづく
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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表