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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 “今”を生かす発想~「おひとりさまの家」

“今”を生かす発想~「おひとりさまの家」

 地盤が低ければかさ上げし、津波に対しては海の防潮堤や減衰島からから護岸。さらには陸上の防波堤と敷地回りの防御壁と何段階にも分けて対処し、その上で各地に緊急避難砦をつくり、さらに最悪の事態に備えた高台避難路もつくるのです。

被災地写真
■写真:被災地写真(天野彰)

被災アイディア
■アイディアイラスト:津波をかわすスカイシップ、いざとなったら逃げ込むHAKKA、震災津波に強い集合住宅案(画:天野彰)

 この“今”を生かす発想もなく、ただ高台移転だけを示していては復興の作業は遅々として進まないのです。そればかりか人々が町から次々と出て行ってしまうのです。

 住宅や建物のリフォームは、新築とはまったく違う発想で行われます。今そこに在るもの、今ある生活、そこに何が欠けているかを見極め、どこが傷んでいるか、どこを強化すべきかを探り出すことから始めます。結果として、今とは違うデザインや内装になるかも知れませんが、それが最初にイメージされたものではなく、今の家の良さを補修と補強をする考えで、家族のこまごました生活の部分までを知らないと家族に合った真のリフォームとはならないのです。復興の街づくりにも同じことが言えます。

 私は建築家は技術やデザインを駆使するだけではなく、建主の不安や疑心暗鬼を理解し、施工者にその旨を伝え予算調整を図る。そんな役割だと思います。設計段階では夫婦や家族の意見調整と地域の協調。現場では建主と施工者との意見調整と、いつも「仲人役」のような役目です。これこそがそこに住む家族と街並みのコミュニケーションづくりとなります。この建築家の真の役割こそがこれからの復興の街づくりに生かされるべきだと思うのです。 私は建築家は技術やデザインを駆使するだけではなく、建主の不安や疑心暗鬼を理解し、施工者にその旨を伝え予算調整を図る。そんな役割だと思います。設計段階では夫婦や家族の意見調整と地域の協調。現場では建主と施工者との意見調整と、いつも「仲人役」のような役目です。これこそがそこに住む家族と街並みのコミュニケーションづくりとなります。この建築家の真の役割こそがこれからの復興の街づくりに生かされるべきだと思うのです。

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表