住宅関連記事・ノウハウ
10年で住宅ローンを完済できる!家づくり
1 自分の好きな空間で暮らす
叶うものであれば、自分のお気に入りの空間で暮らしたい。家に自分を合わせるのではなく、自分に合わせた家で暮らしたい。多くの方がそんな願いをもっているのではないかと思います。でも、そんな家に暮らせるのはひと握りの人たちだけ!自分たちには難しい…そんな風に思っていませんか。
無理をすることなく、自分だけのとっておきの空間で生活をする。そんな夢の選択肢を増やすことができるお話をします。
2 中古物件をリノベーション
それは「中古物件のリノベーション」という選択肢でう。ここで、新婚の夫婦、2組を例にとってお話を進めてみます。想像してみてください。
1組目 賃貸を借り続けた夫婦
結婚式を終えて、いよいよふたりは新生活を始めます。ふたりとも都内で仕事をしているため、会社に通勤が可能な場所に50m2ほどの2LDKのマンションを借りました。途中、もし子どもが産まれて手狭になってきたら、住み替えでもしようかなと考えています。
家賃と共益費を合わせるとおおよそ月々の支払いが11万円。
仮に、同じような支払い条件で10年間生活するとしましょう。そうすると、10年間に支払う家賃は単純計算で11万×12ヶ月×10年間で1.320万円になります。2組目 中古物件をリノベーションした夫婦
結婚式を目前に控えたふたりが新居となる物件を探しにきています。ふたりが訪れたのは、築25年ほど経った2LDKのマンション。少し駅からは離れていましたが、環境も良く、ふたりが働く会社にも十分に通勤できる範囲です。部屋の広さはやはり50m2程度。このマンションの販売価格は600万円。ですが、25年前の内装なので、今ではちょっと使いにくい。そこで、ふたりは建築家に相談して、自分たちの理想の空間を造ろうと思いました。設計料も含めて改修費用は650万円。水廻りの設備を交換して、自分たちの生活に合わせた満足のいく空間に生まれ変わらせました。かかった費用は単純計算で1,250万円。
修繕積立金など、ローン返済以外に必要な月々の支払いはあるものの、ローンを組んでもおおよそ10年間で返済が可能な範囲でした。
ご紹介した2組の夫婦。新生活をはじめてから5年後に子どもが産まれます。そして、住み続けて10年後。子どももそろそろ小学校に入学なので、引っ越そうかなと考え始めました。
1組目の夫婦は今よりも広いファミリータイプと呼ばれるマンションにお引越をします。家賃は今までのおよそ1.5倍。
2組目の夫婦は少し考えました。今の空間はすごく気に入っているので、このままもう少し、住み続けようかな。ローンは完済しているので、月々の出費は少なくなります。その分、貯蓄や趣味などにもまわせます。家賃の無い生活なので、一気に暮らしが楽になるでしょう。それともこの家を人に貸して、もう少し広い中古物件をリノベーションしようかな。借り手がつけば月々、家賃収入が夫婦に入ってきます。新しくローンを組んでも、家賃収入があるので返済は格段に楽になるでしょう。
いかがでしたでしょうか?自分の理想の空間に住みながら、10年後には家賃の無い生活ができる。これは決して、夢物語ではありません。もちろん、希望の中古物件を探したり、自分の理想の空間を実現してくれる建築家を探したり、大変なことも多いですが、それも「家づくりの醍醐味」です。なにより、これはあなたの「これからのライフスタイル」の設計に他なりません。みなさんも信頼できる建築家とともに、中古マンションリノベーションの旅へ出発しませんか。
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