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建築家 天野 彰 LDKは炉辺?!それが住まいの原点?~住まいの本当のお話し

LDKは炉辺?!それが住まいの原点?~住まいの本当のお話し

 ジャンボテ―ブルキッチンなどと言うキッチンをご存知でしょうか?少子高齢化が進み超高齢化の世の中となると、Kすなわち台所はもっともっと住まいの中心となって行くことでしょう。
 もともと台所の片隅に有ったキッチンは子育てと共に対面式キッチンとなって、今度はリビングの方にまで出て来て家族みんなの調理台のようになり、さらにこのキッチンは大きなテーブルと一体となり、家族団らんのジャンボテーブルとなっているのです。

家族が集まるLDKのジャンボテーブル
■イラスト1:リビングに家族が集まるジャンボテーブル(画:天野彰)

 考えてみれば人類創始の住まいは洞穴か、竪穴の小屋でその真ん中に薪の炉があってその周りに家族が集まりその端で寝起きしたものです。そこでは暖を取るだけではなく煮炊きをしながら焼き物も行い、家族のほとんどの食事を賄ったキッチンでもあったのです。
皮肉にも現代、子育てが終わり子どもたちが出て行った夫婦だけの家ではこのキッチンが住まいの中心となってまさに“炉辺化”しているのです。
 事実、夫も見送り「おひとりさま」となった主婦は既にこの炉辺キッチンで腕を振るい毎日楽しく暮らしている人も多いのです。そればかりか友達を呼んだり呼ばれたりして互いのジャンボテーブルに集まって料理を学びながらつくり、一緒に食べるなど家族を超えた一種のコミューンのような新たなキッチンスタイルとなっているのです。それが開かれたキッチン、開かれたLDKとなるのです。

炉辺キッチンのおひとりさまのテーブル
■イラスト1:おひとりさまテーブルキッチン・アイランド 写真:アイランド式テーブルキッチン(画:天野彰)

 リビングは丁度ホテルのロビーか図書館の閲覧室のように開放し、まさに社交の場所でもあるのです。
 このテーブルこそ、まさしく子育ての世代には家族みんなの学習机であり、子育てが終わった後はこうした“社交のテーブル”ともなるのです。

 「こんな楽しいテーブルならもっと早くにしとけば良かった!」とは、老いて「おひとりさま」となられた主婦の言葉です。

 ★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表