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建築家 天野 彰 トイレ浴室をもっと創造的な空間に~サニタリーは機能優先でいいのだろうか?

トイレ浴室をもっと創造的な空間に~サニタリーは機能優先でいいのだろうか?

 トイレや入浴をすることは今までの生活や思考の流れを変えることができます。
 議論が行き詰っても、事態が窮地に落ち入っても“トイレタイム”を取るとびっくりするほど考え方や状況が変わることもあるのです。特にバスタイムは日常生活から裸になって我に帰り、過去を振り返り、未来を見すえる創造的な空間でもあるのです。

 狭いトイレはその狭さゆえ落ち着いて、かえって“個”が開放され、邪念もなくなり正直になれるのです。しかもすべての神経を集中することもでき新たなアイデアや創造も生み出されるのです。まさしくあのロダンの“考える人”そのもので、大袈裟に言えばこれからの人生さえも変えかねない重要な“思考の場”でもあるのです。
 このトイレや入浴は普段の生活と違って家族から離れて “個”となる貴重な時間となる重要な空間なのです。別に何かを創造せずとも、快適でゴージャスな気分となり、楽しみの憩いの場となるだけでも気分が変わり人生さえも変わるのです。しかもこの先さらに歳を取れば、必然的にトイレや入浴の回数は増え、その“滞在時間”も確実に増える大切な空間となるのです。

実例紹介、ゴージャスな御影石の浴室、すべてが桧の浴室
■写真(左):中庭と一体の開放的な浴室 GN様邸  ■写真(右):総ヒノキの風呂と浴槽 N様邸(天野彰)

 トイレや洗面脱衣室は「化粧室」とも「パウダールーム」とも言われるとおり女性にとっては美容のための“美を創るアトリエ”でもあるのです。しかしだからと言って過剰装飾や過剰設備にするのは問題です。
 最近のマンションや住宅展示場などには、ミラーハウスのような鏡張りを多用したり、テレビがあったり、まるでイルミネーションのような照明にするなどが目立ちますが、よく見るとやはりその仕上げはクロスやプラスチックの域を出ていないものも多いのです。

 やはり無垢の板貼りや御影石などの本物の石張りなどの素材とし、しかも湿気などの調湿や臭気対策の珪藻土などの自然素材や健康材料を多用するなど空気までも変えるのです。

 ★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表