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建築家 天野 彰 トイレバスルームを透明間仕切りで広々?!~サニタリーは機能優先でいいのだろうか?

トイレバスルームを透明間仕切りで広々?!~サニタリーは機能優先でいいのだろうか?

トイレに小カウンターで広々と

 マンションなど集合住宅では水回りのリフォームは難しいものです。特にトイレは太めの排水管(直径10センチほど)がコンクリートの床(スラブと言う)を貫いて下に落ちていて、これが階下の天井裏を通って配管ダクトに流れて込んでいるのです。従ってこのスラブ下配管をやり直すことは不可能なのです。
 言い換えればトイレや浴室の排水配管の位置さえ変えなければ便器の交換や浴槽は床上でも可能なのです。最近は設備機器のメーカーなどがリフォーム界に参入してきて、リフォームのための新しい衛生機器やサニタリーシステムなどが開発され、大幅な改造が可能となりました。しかも便器もコンパクトになっていてその分空間も広々とできるのです。

(右)写真1:トイレを広々と K様邸

 その便器も排水管を中心に回転させて向きを変え、間取りを変えるなど、かなりのイメージチェンジもできるのです。同様にバスルームはユニットバスの進化により簡単に取り替えられ、部屋の床を少し上げるだけでバリアフリーにするなどのリフォームも可能となりました。
 狭いトイレも小さめの洗面器などでコーナーを化粧台にして壁面を鏡にするとさらに広々と豪華になります。
2LDKなどではトイレや洗面脱衣室などの仕切りもエッチングを施したスモークガラスにしたり、イラストのように思い切ってすべて透明なガラス間仕切りにして、大理石などの見せるカウンターとしたり、間接照明などで柔らかな光にすれば家全体が広々とした心地よいリラクゼーションルームになるのです。

水回りを透明!に、色っぽいバスルーム■イラスト1(左):狭いマンションの水回りを透明!に  ■イラスト2(右):大人のバスライフ(画:天野彰)

スノコの洗い場とベンチ式トイレと浴室

 これからのサニタリーリフォームはただバリアフリーや機能のために機器を取り替えるだけではなく、その仕上げや空間を贅沢にし“色っぽく”デザインすることで若々しさを保つ秘訣です。もちろん老いの身体に優しく温かいリフォームとし、いざ倒れたときなどの緊急通報や、さらに老いても自力で這ってでも行ける“水洗おまる”のようになるようベッドとの位置関係などを考えて行なうのです。

(右)写真2:這って行けるベンチ式水洗おまる R様邸

 ★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表