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住生活情報マガジン 余はく どうしてそんなに植物が必要?~グリーンと暮らす

どうしてそんなに植物が必要?~グリーンと暮らす

 「それは植物が生活を楽しむためのインテリアだからさ」

 他の欧米諸国から「ヨーロッパの庭」と称されるオランダ。
 その異名のとおり、花とグリーンはこの国の人々の暮らしにしっかりと根づいています。
 オランダ在住のライター、稲葉霞織さんから届いたメッセージをご紹介。

 オランダの街を歩くと、気づくことがあります。それは、花の専門店はもちろん、ガソリンスタンドや駅のキオスクなど、至るところで季節の花が購入できるということ。オランダ人は花を自宅用に買い求めるだけでなく、ギフトとしても選びます。特に理由などなくても、自宅に親戚や友人を毎日のように招待し、コーヒー片手に談笑するのが代表的なオランダ文化の一つで、その場に欠かせないのが花。招待してくれた相手の家を訪れるとき、手土産として花束を持参するのは、オランダ人にとってのマナーなのです。
 「どうして、そこまで生活に植物が必要なの?」。
 もし、オランダ人にこう聞けば、きっとこんな返事が返ってくるでしょう。「ソファやランプと同じように、生活を楽しむためになくてはならないインテリア、それが植物だからさ」。花は、オランダ人にとって大切な、暮らしのアイコンだと言えるのです。

 夏に向けてのこれからの時期、注目を集めるのは切り花だけではありません。毎年6月の最終週末の金曜日と土曜日(年や都市で変更もあり)には、各地で個人宅の庭が開放され、自由に見学できる「オープン・ガーデン」が開催されます。オープン・ガーデンはイギリスなど、ヨーロッパ各国でありますが、オランダのガーデンはどこか、モンドリアンやエッシャーの芸術性に共通するような、幾何学的なデザインが多く見られるのが特徴です。
 庭のどの部分に花を植えるか?
 どの部分をレンガや石で覆うか?
 どこに池をつくるか?
 花との関わりがごく身近なオランダでは、花や樹木の美しさを生かすのも殺すのも庭次第だと考える人が多いため、庭の設計・デザインには凝る傾向が強く、使用する石やレンガなども気に入ったものが見つからなければ、わざわざオーダーして入手する人も少なくありません。

 こうしたオランダのエクステリアの考え方の中に、日本人が共感するポイントがあるとしたら、どこでしょう?
 私は「ストーリー性」だと思います。実際、日本の石庭のようなストーリー性のある庭をオランダ人はとても好み、日本庭園をエクステリアのお手本にする人もたくさんいるのです。また、オランダは九州と同じくらいの面積しかない小国で、各家の坪数もさほど大きくないため、インテリアとしてグリーンや花をあしらう際、天井からつるしたり、壁に小さな鉢を取り付けたりと、工夫を凝らします。そのあたりも、日本と共通する部分といえるかもしれません。 年間を通して曇天で暗い日が多いオランダでは、人々は家にこもりがち。そんなとき、身近に花やグリーンがあると、それを眺めているだけで気分が晴れ、精神的に安らぎ、幸せな気分で満たされます。
だからこそ、毎週のように新しい花を買い、身近にグリーンを置き、生活を楽しもうとするのです。

花はオランダのライフスタイルに欠かせないインテリア
 ■写真1 花は、オランダ人のライフスタイルに欠かせないインテリアでもある。
 ■写真2 オープン・ガーデンが開かれるカナルハウス裏手の中庭は、住人が集まって手入れをする
  美しい庭がある。
 ■写真3 デザイン性に優れ、花や樹木との調和が美しいオランダの庭は日本人好み。
 ■写真4 オランダの風物詩とも呼ばれる木靴を利用すると、ちょっとしたインテリアに。

>情報提供:住宅情報マガジン『余はくvol.21 春夏号』
P13(2014.4.20発行)
文/稲葉霞織 氏(イナバ カオル)

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