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改めて「家相」 家相なんて本当にあるの?(2)
改めて「家相」 家相なんて本当にあるの?(2)
まさか・・・、私が購入した土地は古い屋敷が建つ敷地の一部、しかもその中ほどで、その辺りに古井戸や池などはなかったか? 急ぎ帰って大工さんに聞き、土砂を片付けて驚いたのです。
なんと!元の屋敷の中ほど、つまり私が選んだ三つに分けた敷地の真ん中、そのちょうど鬼門(北東)に相当するところに古井戸があったのです。それも旧屋敷を解体するときにそのガラ(廃材)や土砂を無造作に埋めていたのです。
これは大変!と、さっそくきれいにさらい、井戸の底から息抜きのパイプを設け、神妙にお祓(はら)いをしてもらい丁寧に埋めたのです。その際井戸がちょうど隣の敷地との地境にあったため、相談して井戸の息抜きのパイプを方位的に障りのない(むしろ吉相となる)隣側に上げさせていただいたのです。その後家内は順調に回復し元気になったのです。
■イラスト:5.町家の家相重視。グレー部北東の鬼門南西の裏鬼門 ■写真:左 やっと躯体が打ち上がった 右 神妙にお祓いをする私と長男(画:天野彰)
“近代建築家”であるはずの私自身が今なぜこのような事実を明かすかというと、私自身がそんな最高に(最低に?)弱気になったとき、なにか不思議な力が働いたように思えたのです。
つまり一瞬たりとも“弱い自分”になったときにはじめて 何か不思議な力?“家相”?を感じたのです。
以来何かあっても、周りからなにを言われようとも「家相」を意識するのです。そこで困るのが…、どんなに合理的で若い建て主に対しても“家相の存在”を説くようになったのです。
そのお陰かどうか分かりませんが、その後“くだんのマンション”が、そこそこの、価額で売れたのです。と同時に家ができていないのにかかわらずに引っ越しをせざるを得なくなったのです。
そこで、マンションの買い主に、引き渡しを3カ月ほど延ばしてもらうなど大変なことになったのです。
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