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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 リフォーム事情 様変わり?(2)

リフォーム事情 様変わり?(2)

 “終の住まい”とはいったいどんなものか?
 第一いったいどこに住めばいいのでしょう? ケア付きの老人ホームや老人保健施設、はたまた “サコジュウ”すなわち「サ高住」なるサービス付き高齢者住宅や“コウセンチン”なる高齢者専用賃貸住宅などなど、これからの住宅はまるで「老人市場」の様相を示しているのです。

 その一方で高齢者が住まなくなった空き家が全国に700万とも800万戸とも言われ、さらに高齢世帯や独居老人世帯などは全世帯の三分の一以上ともなっていると言うのです。
 これはとんでもない数値です。これこそがわが国の住まいの特徴的な現状なのです。この現象は一体なぜなのでしょう。
 今やあまり語られない1945年までの大戦後のベビーブーマーの「団塊」と呼ばれる世代の老後の住まいの実情なのです。急激な経済成長を遂げ、多くの人たちがマイホームを建て、今それが3、40年経って子どもたちは皆出て行ってまるで“抜け殻”のような住まいとなっているのです。しかも老朽化が進んでいるのです。

どんどん建つ超高層ビルとマンション
■左:ますます高層化される一部の地域  ■右:反面住宅地には危険な家屋が建ち並ぶ(阪神大震災より)(天野彰)

 ところが今後の年金不安などで老後の資金は使えず家には手を加えられず、だからと言って、そうそう家を手放せない?のです。そうこうしている間に本人たちがさらに高齢化して片方が入院や寝たきりなどになるとこうした家や土地は朽ちるに任せることになっているのです。
こうして都心部の住宅一等地はますます危険となり過疎化することになり。湾岸などに高層住宅が立ち並ぶことになるのです。
 こうして今わが国の高齢化問題は都市問題や経済の大きなジレンマとなっているのです。

 では一体どうしたらよいのでしょう?
 日テレ番組「解決!ナイナイアンサー」にて「平成のぶしこぶし」の吉村さん親子の真剣な思惑や葛藤を実例に“終の住まい”探しや家のリフォームなど、
この先 9月30日(火) さらに 12月9日(火)ごろにそのリフォームの経緯など放送される予定ですが、その理想と現実とは一体どうなるのでしょう。

日テレ「解決!ナイナイアンサー」にて放送された高齢者に危ない家タイトル(画面より)
■日テレナイナイアンサー 高齢者に危ない家タイトル(天野彰)

 ★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表