住宅関連記事・ノウハウ
団体信用生命保険とは何か
1 ライフプランの大切さ
住宅の購入を思いついた時、最初に考えることは「予算」ですよね。ではその予算はどのように決めたらよいのでしょうか?年収や頭金、毎月の返済額だけで決めてしまうと、今は良くても将来が不安・・・なんて事になりかねません。
そんな時に大切なのが「ライフプラン」です。
ライフプランとは、理想的なライフスタイルを思い描き、それを金銭的な側面から実現できるように計画することです。作成することによって、人生のイベントごとにかかるお金、またそれによって今後の収支がどうなるのか?といった、具体的なお金のイメージをつかむことができます。そして、そこから無理のない予算を決めていくことができるのです。
後で後悔しない為にも、「住宅購入前のライフプラン」が大切なのです。
2 金利にはどんな種類があるのか
金利には大きく分けて・変動金利・固定選択型金利・超長期の固定金利の3種類あります。
変動金利とは年に2回見直しがありますが、5年間は返済額が一定になり、元金と利息の内訳で調節されます。また、5年後の見直しの際に金利がどれだけ上がっていても、前回の返済額の1.25倍以上は上がらないというメリットがあります。ただし、金利が上がりすぎてしまうと未払いが発生するというデメリットもあるので、注意が必要です。変動金利から固定選択型金利にはいつでも変更ができます。
固定選択型金利とは、借入期間の内のある一定期間の金利を固定するものになります。選択した期間は、金利と返済額は一定になります。期間終了後はまた好きな金利を選択できます。
超長期の固定金利とは、完済時までの金利と返済額が全期間一定のものになります。安心感がある代わりに、他の金利に比べ若干高くなっています。
3 ミックス返済はどのように利用するのか
ミックス返済とは、金利を選択する際に、変動金利・固定選択型・超長期の固定の中から2つ以上を組み合わせることを言います。
これは、リスク分担ができ、それぞれのメリットを生かせるので、最近は選ばれる方が多いです。例えば、変動金利と超長期の固定金利を組み合わせる方法です。このメリットは、変動金利でとりあえず一番低い金利を選択し返済額を抑え、超長期の固定金利で全期間一定の安心感を得られます。また、変動金利の流動性の高い部分と、超長期固定の金利の高いというリスクを分担できます。
4 保証料とは何か
本来ローンを借りる時には、本人の返済が滞った時に備えて保証人を設定しなければなりません。しかし一括返済をしなければならない為、当てはまる人はほとんどいません。
そこで銀行は保証会社に弁済を依頼します。それを保証してもらうためにかかるのが保証料です。借入の当初に一括で支払う方法と、金利に上乗せして支払う方法があります。上乗せをする場合は通常+0.2%になります。余裕があれば一括で支払ってしまったほうが、総額的には少なくて済みます。今は、もともとかからないところや、優遇で無料になるところもありますが、都市銀行では基本的にかかると思っておいた方が良いでしょう。
5 団体信用生命保険とは何か
銀行を保険契約者とし、ローンを借りている人を被保険者とする保険契約のことです。被保険者が保険期間中に死亡または所定の高度障害状態になった時に、銀行は生命保険会社から保険金を受け取り、その保証金を被保険者の返済に充当するしくみの団体保険です。
基本的には、団体信用生命保険への加入は、ローンを組む際の条件となります。また、保険料は民間の金融機関であれば、金融機関が負担してくれます。フラット35の場合は、任意加入になりますが、保険料も自己負担となります。申し込む際に健康状態について記入しますが、事実と異なる事項を記入した場合は、保険金が支払われない場合もあるので、ご注意ください。
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