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建築家 天野 彰 収納は工夫すればいくらでも納まるのです?!~「さ、大掃除!」

収納は工夫すればいくらでも納まるのです?!~「さ、大掃除!」

 住まいの建て替えやリフォームの最大の動機とは一体何でしょう?もちろん耐震?あるいはバリアフリー?
 ところが残念ながらそれらは上位ではないのです。若い世代はやはり子ども部屋、子どもにせがまれてもう一部屋や一回り大きい家にしたいで、あるいは奥様方の要望から、システムキッチンを・・・、などが大きな理由ですが・・・、なんとしても最大の原因は・・・物、すなわち収納です。

 収納がない!収納が絶対的に足りない! と言う理由が本音なのです。確かにこの収納が足りないと部屋が片付かないばかりか、奥さんはイライラとして、毎日の生活そのものがいやになってしまうのです。大げさですが恐ろしいことにその収納不足が原因で憂うつになっている奥さん方が多く家族全員の元気がなくなるのです。
 わが国では収納と言えばもともと納戸でのちに押し入れが主流となりました。あの奥行きの深い押し入れは、布団をたたんで押し入れるのにはちょうど良いサイズですが、現代のようにそこに小物や衣類などを入れようとすると大変です。奥に押し込んだものは物の陰となって見えなくなり死蔵されてしまうのです。そればかりか、その上からさらにぎゅっとものを押入れればいくらでも「押入れる」ことができるのですが、かえってますます煩雑となるのです。

 「押し入れ」の本当の意味は、文字通り布団を「えいやっ!」と投げ入れるように放り込みさらに「押入れる」ためでだいたいが中段の2段となっているのです。
 これは不便と中段を下げ、その上にもう一段棚をつくり、下段にマットレスを押し込み、中段に敷布団、さらに上段に掛け布団と、3段にしようなどと言う要望もあります。
が、そうした結果、マットレスはともかく、重い敷布団は狭い中棚に収めようがなく、何かの棒で突いて押し込むようなことになり布団は破れ、さらに上段は高すぎて、掛け布団など奥さんの背たけ体力ではとうてい投げ入れられません。しかも、その上段で奥さまのおでこを傷つけたら大変です。

 そこでその中途半端な奥行きの押し入れを、中段を取って手前をクロゼットにし、その奥に本棚のような収納棚にしてバッグなどの小物やよそ行きの履物などを入れるのです。その奥行きを利用し奥行の深い引き出しにして、手前を今、後に季節外の衣服や履物を入れたりするなど、かなりの容量が入るようにもできるのです。

押入れを多機能収納クロゼットに
 ■イラスト:押入れを大容量の収納に改造する ■写真: 押入れの中段を取りクロゼット奥に小物棚、下に下駄引出しをつくる(画:天野彰)

 さあこれで玄関回りがだいぶ片付きました。こうして今の住まいを改めて見るとなんと意外なところに収納のスペースがあることも分かります。
 そのヒントは間仕切りの壁の中です。
 次回からは「今の3LDKに7000冊の本が納まる?!」などをお話しします。

 ★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表