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建築家 天野 彰 まず夫婦の「場」を考える?!~間取りから場取りへ4

まず夫婦の「場」を考える?!~間取りから場取りへ4

 住まいの中で夫婦すなわち「夫の場」と「妻の場」を探すのです。すると夫の「場」より妻の「場」が鮮明に見えて来るのです。住まいにおいては圧倒的に「妻の場」が優先されていることが分かります?
 もっとも現代の子ども優先の家では親である夫婦の存在は二の次ようで「妻の場」も結局のところ「妻」ではなく「母の場」なのかも知れません。確かに今の住まいや家づくりでは改めて「親」すなわち「夫婦」の「場」が少ないことが気になります。夫の書斎や妻専用の家事室が部屋としてある家はまさに広さに余裕のある家で、多くはリビングの片隅のパソコンコーナーの書斎?や台所の片隅の家事コーナー?など物置台の机かテーブルとしか思えないものです。
 実際の妻の居場所はこのLDKで、言わばほとんどが妻の家事室と言ってもいいほどなのですが・・・夫の居場所はありません。家づくりやリフォームの際、あまり要求が多くないご主人方も、なぜか書斎だけは要求されるのですが・・・、実現しても2階のその奥の北側の片隅などに、畳2枚ほどの狭苦しい書斎?となるのです。
 新築後しばらくするとそこはまるで物置で、あれほど “熱望”した書斎がなぜと思うのですが、その理由は「狭い」からで、夏は冷房をかければ寒く、冬は暖房すれば暑いのです。しかも誰もいない2階の片隅にあえて行こうなどという気も起きないと言うのです。結局のところ皆がいる茶の間かダイニングでパソコンを広げることになるのです。

 そこで私の提案は、夫婦が仲良く “書斎”と“家事”をすると言うまさしくほほえましい“夫婦室”の“姿”です。

DKに夫婦室
 ■台所に家事室と書斎のコーナーの夫婦室(画:天野彰)

 LDKのLすなわち「居間」を私は“家族が居る間”と言い、家族が“好きなことをやって居る間”だとも言うのです。そこで書斎や家事室をLDKから離れた所に置かずに,LDKすなわち居間と食卓と台所のすべてを夫婦の書斎と家事室とし、普段そこで広々と作業をすればいいのです。
 当然のごとくリビングダイニングの隣りだけに冷暖房がよく効くだけではなく、視覚的にも広く、家事室兼用のため掃除も行き届き、さらにうれしいことに台所に近いため“コーヒーのサービス”もあるのです。

 ★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表