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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 家とベランダ双方に住む~ペットと住む(2)

家とベランダ双方に住む~ペットと住む(2)

 前回は突如ペットと住むお話となり、なんとわが家の犬を紹介しましたが・・・、たまたま、あの白い方が昨年末より病に伏して先月13歳になる直前で亡くなったのです。ま、そんなところから話題を変えるなどとは、よほどの犬煩悩なのかも知れません。
 しかし私に限らず建て主のほとんどが犬や猫を飼っていて、大変苦労をされていることを改めて思い出しました。読者の中にもそんな悩みを持っておられる方は多いと思います。そこで犬好きの私めが長年苦労しその工夫をしたお話しをしたいと思います。ま、大型小型など犬種にもよりますし猫や小鳥さらには熱帯魚などペットによってそれぞれ解決策が違うのですが・・・。

 まず共通して言えることは家族が共通してそのペット好きであることに限ります。また失礼ながら多くの人が広大な敷地があって近隣に迷惑をかけずに住めるとは、思えないのです。特に集合住宅やマンションなどの管理規定や賃貸の場合の契約内容にもよります。これは違反すると家族に限らずペットそのものにも可愛そうです。

狭いダインニングで2頭より添っての居場所
<写真1:狭いダインニングで2頭より添っての居場所(天野写真)>

 実は私は40年ほど前にマンションのベランダで、産まれたばかりの子どもたちのためにビーグル犬を飼ったのです。幸いのことに当時はまだペットに対する細かな規定もなく、さらには一階の小さな庭?のあるマンションだったからできたこと(もともとそんなマンションを探していた?)ですが・・・。まず気を付けたのは声で、無駄吠えをしないように厳しく躾けたことと、糞屎をすぐに片づけて床を洗うことでした。

 その方法とは小さな犬小屋をつくり、そのドアは外からカギが掛かるようにしたのです。外壁や屋根の中から発砲スタイロフォームのような断熱材を張り冬暖かく夏の日差しを防いだのです。その変わり床下にはドリルで穴をいくつか空け空気の流通を良くしたのです。
 そこで無駄吠えをしたとたんにその小屋に入れドアで閉じ込めたのです。下からは空気は入るのですが、窓のない小屋は狭くしかも断熱材で音を吸われて嫌いですぐに鳴き止んだのです。その後はドアを取り外し犬小屋となったのです。

 もっともそんな苦労から一戸建て建設の野心が生まれ、しかもその土地は彼のビーグル犬と散歩していて見つけたのです。その後家が建って今度はその家の用心のため、さらにシェパードをもう一匹飼ったのです。
 が、そのころ隣りが建って、用心のために飼った犬の来客時や配達のたびの吠え声の苦情と、2匹の多くなった糞しの臭いでずい分苦情を聞いたものです。その後今の犬たちは家の中と外のトイレ?とで暮らすようになりずいぶん楽になったのです。もちろんベランダに出るたびに引き戸を開けてやらなければならず、網戸も何回か破られついには格子の網戸にしたのです。

 老いて癒しのための犬やペットは、時に苦痛や近隣のストレスともなるのですが、こうして近隣と近づき、工夫することによって。新たな発想も生まれ、ペットも幸せになるのです。

孫娘と昼寝
<写真2:孫娘と昼寝(天野写真)>

 ★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表