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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 増築から減築の時代(2)~減築は安全で健康住宅

増築から減築の時代(2)~減築は安全で健康住宅


―減築は住む人の安全と健康にもよいのです?―

 「減築」のメリットは今の家を増やすことなくより効果的に空間を利用する。すなわち「狭楽しくする」ことで、施工費も安価でしかも省エネとなって経済的であることと、さらに老いの住まいとしてもコンパクトで住まいやすくなるのです。まさしく減築は都会人のスマートな住まい方、生き方でもあるのです。

写真1:今の家にも減築で小さな中庭を(筆者設計撮影)
<写真1:今の家にも減築で小さな中庭を(筆者設計撮影)>

 しかしもっとも効果的なことは、何よりも安全な住まいとなることです。子どもが出て行って不要となった2階などをまるごと取り去る減築によって家自体が軽くなって、地震に強くなりさらに耐震強化をすることで安心安全な家となるのです。だいいち2階が無くなることによって転落などのリスクもうんと減るのです。

イラスト1:減築して2階を取りさらに柱梁を内側から補強する
<イラスト1:減築して2階を取りさらに柱梁を内側から補強する>

 さらに今の家に減築して中庭をつくることによって八方から風が入り、夏は涼しく通気も良くなり建物に対しても、住む人自体も健康的となり。さらには風通しと陽だまりを駆使しさらに断熱を強化することによって、お馴染み京都の植栽の中庭の「自然の空調」となり、体に優しくなるのです。さらに木材や漆喰さらには珪藻土や紙などの自然素材を多用することによって健康住宅となるのです。

写真2:おなじみ京都町家の中庭の自然空調を減築で(筆者撮影)
<写真2:おなじみ京都町家の中庭の自然空調を減築で(筆者撮影)>

 大きな空間をつくり不要なモノをあちこちに抱え風通しを塞ぎ、しかも掃除や片づけに疲れさらに何とかしようとあれこれ考え悩み心も塞いでいることはまさしく「狭苦しい」どころか不健康で「広“苦”しい」のです。

イラスト2:減築で四方を開放してさらに自然素材を多用して健康住宅に
<イラスト2:減築で四方を開放してさらに自然素材を多用して健康住宅に>

★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表