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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 子育て上手の家(4)2LDKを広く子ども部屋もつくる?

―子どもが出かければ広いLDK、帰れば子どものコーナー?―

○今回のポイント 1 ガラス引き戸とカーテンで、透明にもなる「壁」をつくる
○今回のポイント 2 透明な間仕切りは、どこでも集中できる子供を育てる

 与えられた間取りに住んでいると狭いばかりか発想もなく、子どもに工夫する力も与えることもできない。
 そこで今の間取りを壊し、間仕切りの壁を透明にするのです???前回の子ども部屋が親に比べて倍ほど広いことに注目するのです。

2LDKのLDKはベランダ側の子ども部屋のために暗く狭いのです

 大体の2LDKのプランはベランダ側に個室が面し、寝室や子ども部屋のためにLDKが暗くなるのが一般的のようです。このLDKをベランダ側に持ってくる方が日中明るく過ごせるのですが、角部屋でもない限り後ろの寝室が暗く昼間も明け放す必要があるのです。反対にその個室のためにキッチンが前の方になり水回りが使いにくくもなるようです。第一この水回りの移動はマンションでは無理なのです。

今の子ども部屋の間仕切りを壊し広いLDKにする???・・・

 さて今の間取りや水回りはそのままにベランダ側を塞ぐ子ども部屋の壁を壊すだけで大きな、しかも明るい?LDKにすることができるのです。
 えっ、それでは子ども部屋がなくなってしまうのでは?と思われるでしょうがさ、にあらずなのです。

今の6畳ほどの子ども部屋の壁を壊しLDKと一体とするのです。なるほど広い!しかもベランダも見えて開放的で広々とします。しかも風も通ります。
 やはり子ども部屋がなくなった!?いや、あるのです??? そうです。子ど部屋の壁を透明にするのです。えっ?それは壁ではないのでは???

イラスト:今の2LDKの壁を透明にしたプラン(画:天野彰)
<イラスト:今の2LDKの壁を透明にしたプラン(画:天野彰)>

 まず6畳ほどの子ども部屋を半分ほどに縮めそこに子どものベッドと机を置きます。LDKはこの時点で平面的に3畳ほど広くなります。肝心の子ども部屋との仕切りは、まず3本ほどのガラスの引き戸で仕切ります。さらに子どもが寝るときはさらに暗幕のカーテンで閉めます。なるほどガラス戸で音も聞こえず。暗幕で光も通さない・・・、これこそまさしく「壁」です。

 前回同様コクピットのような子ども部屋ですが、今度はカーテンを引けば姿が見え、さらにガラス戸を開ければさらに広々とします。まさしく壁を透明にしたのです。これで子どもが学校などに出かければすべてを開放すれば見通しは広く風も通り、子ども部屋も清潔となるのです。

イラスト:イラスト:子ども部屋とLDKの間仕切りスケッチ(画:天野彰)
<イラスト:子ども部屋とLDKの間仕切りスケッチ(画:天野彰)>

透明な間仕切りの子ども部屋は集中力を高める?

 こうした子ども部屋は次第にカーテンがなくても自然に勉強に集中できるようになるのです。ガラス戸もわざわざ閉めることなくそのまま宿題などもするようになるのです。子どももきっと寂しくなくてよいようです。
 こんなリビングのコーナーようなところで勉強に集中できるようになると、家族の一体感はもとより、もっと良いことがあります。そうです。どんなにざわざわしたところでも集中できるようになるのです。

 実際にいざ、試験場に入ると多くの受験生がいます。回りがざわざわしていても、日ごろからそんな環境の中で集中できる子どもはとても有利なのです。その反対に個室でしか勉強に集中できない子どもは回りが気になって不利となるのです。これは大人になっても大部屋で仕事に集中できない人はつらいものとなるのです。
 さて、次回は子どもに家事に興味を与え、手伝わせることもできる!です。

★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表