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建築家 天野 彰 災害に強い家(5)地震はやはり自分で守るしかない?

○今回のポイント 1 コンクリートの箱の中に木造の家を造れば、強靭で割安な家ができる
○今回のポイント 2 陽と風をまんべんなく取り込む、回転し地面に沈み込む家というアイデア

 またまた中国鳥取地方で震度6弱の群発地震が起きています。まさしく熊本地震と同じ横ずれ断層です。

 前回、「耐震や防災のセミナーや講演会などは残念ながら人々にあまり関心がなさそう?で、多くの人が集まらない」などとお話しましたが、しかし実際は間違いなくわが国の地層は全国的に歪んでいて、巨大地震や都市部での直下型地震は起こる可能性が大なのです。

 もともと巨大なユーラシア大陸の“棚”などと呼ばれる不安定で軟弱な地盤に住む私たちは、どこに居てもそれなりの警戒心と備えが必要なのです。しかも太平洋に面した沿岸は地震の揺れだけではなく、巨大津波や台風などにも備えなければなりません。

コンクリートの箱の中に木造の家を造れば、強靭で割安な家ができる

 耐震や免振、さらには大火災などのあらゆる災害を想定して家をつくることは至難の業ではありませんが、私はもっとソフトな外郭と内皮による「セルフディフェンスハウス」なる提案を長年に渡ってして来ているのです。それは、外側は厚いコンクリートの擁壁のような壁で固め、その内側に中庭式の開放的な木造の家を建てることです。ちょっと贅沢な話しのようですが、シンプルで強靭なコンクリートの箱の内側に住みやすい柱と土壁の“裸の家”をつくるのです。結果トータル費用は強靭な割に案外割安となるのです。

イラスト:強靭なコンクリートの箱の家の中は快適木造の家(画:天野彰)
<イラスト:強靭なコンクリートの箱の家の中は快適木造の家(画:天野彰)>

 私事ですが、40年ほど前にわが家をそんなコンセプトで建てたのです。近隣の子どもたちからは「天野“プリズン”」などと呼ばれたようですが・・・、幸いにして何度か地震や火災に見舞われましたが何の支障もなく今も住んでいるのです。

写真:「プリズン」と呼ばれたわが家
<写真:「プリズン」と呼ばれたわが家>

陽と風をまんべんなく取り込む、回転し地面に沈み込む家というアイデア

 さらに私は今、もう一つ別の日本の家らしい?「外皮のない家」を画策しているのです。それはイラストのように夜間や災害時は地面に沈み込み、日中は顔を出して回転し、まんべんなく陽と風を取り込む・・・、まさしく浮き沈み回転ハウスです。まるで私の人生のような家ですが?屋根まで沈み込むと敷地の中央に穴(中庭上部)が開いた庭だけの家となるのです。これは楽しいガーデンパーティができるのです。

イラスト:浮き沈み?回転ハウス(画:天野彰)
<イラスト:浮き沈み?回転ハウス(画:天野彰)>

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  ★天野彰先生の最新情報!
  2016年11月5日(土)
  BS-TBS「気になる"数字"を徹底リサーチ? ホンネDEジャパン!」に出演予定!
  ※前半は吉田美帆さん 天野先生は後半になります。

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★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表。

 一級建築士天野 彰 公式ホームページ
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