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建築家 天野 彰 子育ての家(4) 机の配置一つで家族関係が変わる?!

○今回のポイント 1 子供部屋は狭くてもそれぞれに貸し与えることで自立する
○今回のポイント 2 勉強机の配置が親子の距離を縮める

子供部屋を“貸し与える”ときの方法とはどうでしょう?私は子どもは家族と一緒にいることが大切だと思っているのですが・・・、しかし同時に、どんなに狭くとも子どもにそれぞれの部屋を与えることには賛成なのです。

子供に部屋をそれぞれ貸し与えることで個性を伸ばす

なぜなら子どもたちのそれぞれの性格や自己開発のために必要だと思うからです。事実、私自身二人のわが子を育てる時に当初同じ部屋を与えていたのですが、あらゆる場面で事あるごとに二人を叱っていたのですが、どうも本当はどちらが悪いのか分からなかったのですが、ある時、気になり二人を分けてみたのです。すると、とたんにそれぞれの性格の違いに気が付いたのです。

二人にそれぞれのプライバシーを与えたのです。と、同時に子どもながらに自己責任を感じたようです。それまで6畳一間に二人がいたのが、3畳ほどの小さな部屋でありながら、二人はまるで操縦席のように机に向かっていたのです。なんと!その代わりに勉強が済んだら二人はリビングで大いに遊ぶようになったのです。

子供が部屋に籠らない秘訣は机の配置

しかし、同時にその与え方が大切なのです。

まさしく“所有権”を持たさない?ようにすることです。あえて、その部屋はお父さんの書斎であり、お母さんの家事室であることを改めて宣言し、“貸す”のです。
私は二人の子どもに夏休みになると必ず部屋替えをやらせ、あくまでも貸していることを強調したのです。

そして子どもが部屋に籠らないために机の配置が重要であることに気が付いたのです。それは二つのイラストをご覧になれば一目瞭然です。窓辺では外が見えて気になり落ち着きません。親も外に向かっているため、何をやっているのかも分からずつい疑心暗鬼になっていることに気が付くのです。

イラスト:机の配置一つで子どもとの距離が縮まる(画:天野彰)
<イラスト:机の配置一つで子どもとの距離が縮まる(画:天野彰)>

そこで、机を窓辺から離し部屋の入口側に置くのです。すると子どもはなんら別に隠すこともなく、そのままの姿が伺え、しかもリビングに近いため、いつも出て来て団らんに加わるのです。

こうして、子どもに部屋を与える際にはむやみせずに大きな責任を持って、あくまで一時“貸し”与えていることの意志を持つのです。

次回も子育て、その部屋をどう活用するか?です。

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★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表。

 一級建築士天野 彰 公式ホームページ
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