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住生活コンサルタント 早坂淳一 ネクスト・アイズ株式会社東京23区の空き家数は全国の空き家数の7.16%!?三大都市圏の傾向について

1 空き家の数は大都市が突出!対策には専門家の意見を取リ入れる

外観写真事例一覧より
外観写真事例一覧より

最近、親が施設などに入居して空き家になってしまった実家をどう活用するか(住むか貸すか)、どう処分(売却)するか、ご相談いただくことが以前に増して増えています。そこで、空き家については空き家率がクローズアップされがちですが、実際の空き家の数についても、全国3大都市で調べてみました。空き家対策と聞くと、遠く離れた地方の実家をどうするか、と、お悩みの方が多いのではないか、という印象を抱きがちですが、実際のところは三大都市圏でお悩みの方々が多くなっているかもしれない、という傾向がうかがえます。

夏休みで家族が一同に揃うことが増える機会などに、相続対策を含めた空き家対策についてしっかり準備を進め、専門家も交えて相談をはじめたほうが、後々になって困らないと思います。

総務省統計局「平成25年住宅・土地統計調査」によると、2013年の全国の空き家数は819.6万戸で、住宅総数(6,062.9万戸)に占める比率(空き家率)は13.5%となっていて、空き家率は、都道府県別に大きな格差がみられます。

平成25年住宅・土地統計調査」(5年ごと)において、2013年の空き家率は、山梨県が22.0%と最も高く、東日本大震災の影響からか宮城県(9.4%)が最も低い結果になっていますが、空き家の数は大都市圏に集中しており、増加数も大都市圏での増加が顕著です。地方での空き家の増加傾向は一戸建てに多く見られ、2008年~2013年に一戸建ての空き家が1万戸以上増加したのは25都道府県。地方圏でも一戸建ての空き家数が増加しており、三大都市圏を除く一戸建ての県別平均空き家数は5.4万戸です。一方、共同住宅の空き家は大都市圏での増加が著しく、地方圏の各県ではわずかに増加か減少という県が増えています。

2 東京23区の空き家数は全国7.16%を占める!

外観写真事例一覧より
外観写真事例一覧より

全国3大都市の空き家数について調べてみたら、興味深い結果が出てきます。3大都市圏では東京都(23区)の空き家数は、名古屋市の3.49倍、大阪市の2.08倍と全国の空き家数の7.16%も占めています。

2018年に予定される「住宅・土地統計調査」において、相続対策を受けた賃貸住宅新築ブームがどの程度の影響を及ぼしてくるか、現時点は見当もつきませんが言われるまま、ご近所が建てているから、と、安易に実家を建て替えして賃貸住宅に建て替えるのではなく、プロの知見を上手に活用したほうが、将来的に安定した土地有効活用と賃貸住宅経営ができるのではないか?とも考えられます。以下、三大都市圏の傾向をまとめてみましたので参考にしてみてください。

東京都(23区)

外観写真事例一覧より
外観写真事例一覧より

東京都(23区)において、2013年の空き家数は58.7万戸(2008年差 +4.3万戸)。賃貸用の非木造共同住宅等は6.4万戸の増加で、都区部全体の空き家数の増加を2万戸以上も上回っておりました。持家系の共同住宅等は3.7万戸減少しています。

区別に持家系の空き家の変化をみると、一戸建ては大田区と江戸川区にて顕著な増加となった一方、非木造共同住宅等は多くの区で減少。世田谷区の空き家のみ大幅な増加をしています。一方、賃貸用の非木造共同住宅等の空き家については、大田区や世田谷区など多くの区で増加。2013年の東京都区部の空き家率は11.2%でしたが、このうち、江東区が7.8%で最も低く、豊島区が15.8%で最も高くなりました。東京都区部の所有関係別・建て方別の空き家率では、持家系一戸建ての空き家率は、都心部の千代田区と中央区で高くなっています。非木造共同住宅等の空き家率を持家と借家で比較してみると、世田谷区以外では借家が持家の空き家率を上回っていました。

名古屋市

名古屋 ホームパパホームズ事例より
名古屋 ホームパパホームズ事例より

2013年の空き家数は16.8万戸(2008年度差2.0万戸)。空き家数の増加は、賃貸用の非木造共同住宅等で1.6万戸の増加と多く、持家系の一戸建ての空き家が3千戸増加しています。区別空き家率格差は少ない(ほぼ11%から15%の範囲)のですが、非木造共同住宅の空き家率で比較してみると、借家は区別の格差が小さいものの、持家では中川区の5.5%から北区の15.5%まで、比較的大きな差が見られました。

大阪市

大阪 ken-ken inc.,事例より
大阪 ken-ken inc.,事例より

2013年の空き家数は28.1万戸(2008年度2.6万戸増)。空き家数は賃貸用の非木造共同住宅等で1.6万戸の増加で、賃貸用の木造共同住宅が5千戸、持家系一戸建ては4千戸の増加でした。区別の空き家率は、6.2%から23.8%と大きな開きが出ています。各区全体の空き家率と借家の非木造共同住宅の空き家率が近い数値になっており、都心部では、借家の非木造共同住宅の空き家率が相対的に低い水準でした。

ブームだからと賃貸住を新築せず、プロの意見を聞き上手な活用方法をみつけましょう。

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住生活コンサルタント 早坂淳一住生活コンサルタント 早坂淳一

住生活コンサルタント 
早坂淳一
ネクスト・アイズ株式会社

大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルブロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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