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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 家づくりの方法(6)ライフステージは親と子を考える?

―家づくりのプランニングは大胆な発想と細やかな配慮が大切です。―

○今回のポイント 1 家づくりの理想は家族の暮らしを優先することだが、現実は夫婦の暮らしを中心とする
○今回のポイント 2 夫婦を中心に考えると、親と子の距離感が見えてくる
○今回のポイント 3 現時点ではなく、未来の老後を見越した家づくりが必要

しかし、予算やそれぞれの家庭の事情も考え、さらに家族の一人ひとりがそれぞれ年を取って行く。と言う絶対的 事象と“時象”すなわち時の変化が難しく、かく言う私自身もいまだに100%満足したプランニングができていないのが申し訳なく、悲しくも実情なのです。
まさしく世界的建築家コルビュジェが説く建築の「人間・時間・空間」ですが、住まいづくりではまさしく「家族・人生・家庭」が必要なのです。

その家に住む「夫婦」を優先にし考える家づくり

しかし今から家を建てる人は、あえて家族のこともお金のこともまして子どもたちのことなども考えずまずは自分がやりたいことだけを考えるのです・・・?そうです。まずは何よりも自分あるいは自分たちがどんな家に住みたいか、さらにどう生きて行くかを考えるのです。そこで「夢のあるわが家」が見えてくるのです。

ここで夫婦、あるいは自分自身が何を考えているのかをとことん考えるのです。これが重要なのです。ここですぐに子どもがとか、両親のことがなどと考えるとたちまちにして夫は妻、そして妻は夫のことが見えなくなってしまうからです。そうです。その家に住む肝心の夫婦の人生や未来をも予測できなくなってしまうからです。

イラスト:夫婦の「人生時計」(画:天野彰)
<イラスト:夫婦の「人生時計」(画:天野彰)>

その上で、改めて自分たち「夫婦の人生時計」の周りのことを考えるのです。
まさに“自分たち優先の人生時計”の外(中か?)に自分たちの親の人生、そして子の人生が見えてくるのです

イラスト:親の人生子の人生時計(画:天野彰)
<イラスト:親の人生子の人生時計(画:天野彰)>

その時計の周りに見えて来る、事象・時象を改めて考えることができるのです。すると・・・親と子と自分たちとの“相関関係”がみごとに実像として見えて来るのです。問題が多そうな親との同居についても、経済的なことや老後の介護の心配どころか、今の育児の助けと、ひいては自身の老後の安心と愉しみがあることも分かって来るのです。

老後を考え「同居」もきちんと視野に入れた家づくり

私はかねてより積極的な“共働の同居”こそ、親子とわが身を救うと言ってきましたが、「同居にそんな“共働”の期待などあるのか⁈」あるいは「互いが打算的な考えだけではなのか?」などと意見も多くありました。

しかし最近は、共働きの夫婦も多く、保育所で悩む若い夫婦も多く、老いて介護施設などに問題も多く「老老介護」で苦しむ老夫婦も多いのです。
いくら土地建物があっても、豊かな老いの生活を送るためにはなによりも近くに親しい人が居ることです。揚げ句は独居老人となり、ついには家屋敷を処分、結局老人ホーム入居となるのです。そんな自身の老いた姿も見えてくるのです。

同居のありがたさはやはり近くに肉親が居ることだったのです。そこで次回からは「同居」です。

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★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表