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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 同居は少子高齢化を救えるか?(5)子育て老いを安心「契約同居」

―世の中は、ネットだAIだとかで人々はあまり自分の暮らしに工夫をしなくなったような気もします。そしていきなり介護だとか施設への移住などを心配するのです。―

○今回のポイント 1 不足している人との繋がりと親子の交流を見直すことが豊かな暮らしへの第一歩
○今回のポイント 2 賃貸契約と住まい方に工夫して一部を賃貸として貸し出す「契約同居」で変わる暮らし

現代の親・子が抱える不安を解消するには人と家族の接し方を見直すこと

人生100歳と言われている世です。長い老後を元気で老後を生きて行くかを考えるのです。そう、もっと楽しく豊かに生きるのです。そのためには年金だけに頼らない糧と人との対話が大切です。そう、何でも相談できて、本音を聞いてくれる相手が必要なのです。

同じことが子育てにも必要なのです。共稼ぎなどと言う言語が不要の夫婦の社会進出に伴い、ますます子育てが多難で注意を要する時代となったのです。取り合えずは預かってもらえるだけで安心の保育施設から共に育っていく関係が重要なのです。つまりもっと親子が触れ合えて願わくば兄弟がもう一人増えるなどが理想なのです。

新しい同居としての一部賃貸住宅として貸し出す「契約同居」が有効的

親の側から見た子 (孫)の変化やその成長過程は一瞬のうちに見逃してしまいがちなのです。そうです。親子夫婦「個」の確立をしながらもあえて「家族」が重要なのです。親が近くにいることは子夫婦の側からはあたり前のことですが、「独居老人」や「子どもが居ない」夫婦も含め、あえて“同居”を私は提案しているのです???
と言っても、本当 の同居ではありません。家屋敷を建て替え、あるいは簡単リフォームして、イラストの断面のような賃貸アパート併用の家にするのです。 間取り的には二世帯住宅に似ていますが、下の階や一部を貸すことで老後の糧にするのです。

お馴染み「減築」で2DK2戸との「庭付き契約同居」(画:天野彰)
<イラスト:お馴染み「減築」で2DK2戸との「庭付き契約同居」(画:天野彰)>

しかし、従来のアパートと異なります。賃貸契約の仕方と住まい方が全く違うのです。たとえば近辺の家賃相場の半分近くにするかわりにちょっとした条件をつけるのです。各アパートにベルを付け、家主の緊急時には救出や通報を頼む。あるいは庭の草取りや買い物を頼むなどです。反対に元気なうちはイザという時には子どもを預かったり、注意を払ったりもできるのです。そう、まるで本当の親子同居のような関係を築くのです。これを私は「契約同居」などと言っているのです。
そのため、契約時には本人と直接面接したり、その両親などに保証を願うなど賃貸契約と言うよりもまさしく「同居契約」をするようなものです。

私の事務所では、子どもが居なくても同居が可能となるこうしたプランづくりをお手伝いさせていただき、すでに多くの親子?方に喜んでいただいているのです。次回はいよいよ「夫婦の家」です。

「契約同居」のKさんだが、すでに娘さん夫婦も同居(設計:アトリエ4A)
<「契約同居」のKさんだが、すでに娘さん夫婦も同居(設計:アトリエ4A)>

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★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表