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住宅関連記事・ノウハウ

住生活コンサルタント 早坂淳一 ネクスト・アイズ株式会社50代で家を建てる~家づくり・リフォームのチェックポイント

1 50代での家づくり

50代での家づくりのチェックポイント

50代で家を建てることは、人生後半における大きなイベント。ご自身の老後も考え、家をどうするか真剣に考える方が増えています。50代で家を建てる・リフォームするときのチェックポイントを解説しましょう。

以下のチェックポイントは、今までの実績をもとに導き出したチェックポイントをまとめています。
*50代以上で初めて家を建てる、建て替える方(最高齢は83歳で新築)のご要望と、実際にお住まいになってからのご感想をもとにしております。

2 50代で家を建てる・リフォームするときのチェックポイント

50代で家を建てる・リフォームするときのチェックポイント

できるかぎり網羅したほうがより使い勝手がよく安全なお住まいになることは間違いありません。全部かなえるには労力もかかるので、自分に合った設備・両親に合った設備の参考にしてみてください。

廊下の幅は85cmを基準に考える

廊下の幅は85cmを基準に考える

廊下の幅が狭いと、介護や自身の歩行に支障をきたします。従来の木造建築の基準寸法では、三尺(91cm)の廊下の場合、廊下の有効幅は80cm前後です。廊下の幅をあとから改造して広げることは難しいので、できれば主要な部分(寝室からトイレまでとか、玄関から居間までなど)だけでも85cm程度まで廊下幅を広げておきましょう。有効幅が最低85cmあるとまっすぐ進めますが、曲がり角は曲がれません。廊下の幅を広げすぎると、それだけ他の居室が狭くなります。この間取りバランスの取り方が設計の腕の見せ所です。

僅かな床の段差がもっとも危険

僅かな床の段差がもっとも危険

年齢とともに足が上がらなくなり、思わぬ所でつまずくことが増えます。玄関の上り框(かまち)など、大きな段差はよく見えるし意識できるので心配ありませんが、1cm以下の段差でつまづいてしまうことがよくあります。代表的なものは、引戸の沓摺り(くつずり・引戸の下枠)。普段の生活でも十分ありえる段差は数多くあります。

部屋の扉は軽いほうが良い

部屋の扉は軽いほうが良い

開け閉めが多い扉が重いと、扉の開け閉めもたいへんです。ドアの場合、年齢とともに握力が弱まりドアノブなどを回す動作も辛くなりがち。レバーハンドルなど簡単な操作で軽い力で開け閉めできる建具を選びましょう。

床素材は滑りにくい素材を

床素材は滑りにくい素材を

仕上げ加工やワックスによっては、靴下をはいているとツルツル滑ってしまう可能性があります。転倒事故を避けるためには、滑りやすい床を避ける。もしくは仕上げ方法を工夫する必要があります。

事前に浴室・階段・トイレ・廊下に手すりをつけられる下地を作っておく

トイレ:事例写真一覧より

あらかじめ下地を作っておかないと、将来手すりをつける必要に迫られたとき、手すりが邪魔になったり不格好になったりします。介護が必要になるときにならないと、左右のどちらに手すりを付けるべきか判断できないだけに、手すりの取り付け予想位置にあらかじめ下地を作ってもらうようにしましょう。

住まいの断熱性能を高めて、部屋の温度差を少なく

ken-ken inc.,高断熱高気密の施工事例より
ken-ken inc.,高断熱高気密の施工事例より

部屋の温度差が大きいと、急激に血圧が上下することにより起こる健康被害、ヒートショックが発生してしまう可能性があります。しっかり断熱された設計内容か確認し、冬場の浴室や廊下と部屋の温度差が大きくならないようにしましょう。

間取りを工夫して、寝室・トイレ・浴室は近くに配置

間取りを工夫して、寝室・トイレ・浴室は近くに配置

加齢とともに就寝中にトイレにいく回数は増えてしまいます。そんなとき、いくら元気であっても夜、寝室からトイレや浴室までの距離があると不安になってしまいます。また、自宅介護になった時のことも考慮して間取りは工夫することをおすすめします。

使いやすい水栓金具

最近の水栓金物はユニバーサルデザインが取りいれられていることから昔に比べて、どんな人でも、どんな状況でも使いやすくなっています。ただし、デザイン性を重視した水栓金物を選んでしまうと、将来使いづらくなる恐れがあります。また、昔ながらのひねって廻す水栓金物は安価ですが、年齢とともに握力が弱まりひねって廻す動作が辛くなります。将来握力が弱まった時のことも考えながら選びましょう。

水にぬれても滑りにくい脱衣所・浴室・浴槽

最近の浴室は、すべらない床が当たり前になっています。脱衣所などは濡れても滑らない床材を選び、濡れたときにすべらないか、ショールームなどで事前に確認しておきましょう。

ぶつかってもこわれにくい浴室扉

浴室などで万が一滑って転倒してぶつかった時の事を考えて、浴室の扉はアクリルガラスなど、ぶつかっても壊れにくい素材を選びましょう。

またぎ易い高さの浴槽

またぎ易い高さの浴槽

入浴するときにまたぎやすい浴槽の高さは、40cm~45cmくらいです。年齢を重ねるにつれ、足が上がりにくくなります。あまり注目されませんが、浴槽の高さにも注目してみてみましょう。

介護に必要なスペースがあるトイレや浴室

あまり考えたくありませんが、自宅介護になった場合はトイレと浴室に介護で必要十分なスペースが確保されていることが、介護で重要なポイントのひとつです。介護を受けるかもしれない将来を考えたとき、できれば1.5畳以上の広さをもつトイレが、介護を行う立場でも理想的な広さ、とのことです。また、浴室は洗い場に十分なスペースがあったほうが安心できます。

簡単に閉められる雨戸やシャッター

年齢を重ねるとともに大変になるのが、雨戸やシャッターの開け閉め。特に、腕を上げたり引っ張ったりするたび肩や首が痛むようになると、毎日の雨戸やシャッターの開け閉めすら億劫になってしまいます。電動シャッターやタイマー式も検討の価値はありますが、それぞれ耐用年数は15年程度。最悪の場合は後期高齢者と呼ばれる年代に近づいてから修理交換のタイミングが訪れてしまいます。ご自身の年齢やその時の修理、交換費用も考えた上で、導入を検討しましょう。

ホームエレベーターを設置するスペースもあらかじめ検討

2階建て以上であると便利な施設がホームエレベーター。贅沢なイメージですが、最近は300万円程度で設置できたりと、以前に比べ身近になりつつあります。ただし、設置後に定期的な維持費用がかかることはあらかじめ考慮しておく必要があります。現在はホームエレベーターをつけるに至らないものの、将来ホームエレベータを設置するときに困らないよう、あらかじめ上下階の同じ位置・同じ大きさの収納場所を作っておいて、将来的にホームエレベーターが必要になったとき、その場所をホームエレベーターの設置スペースにすることで、収納部分を手直しする程の最小限のリフォームでホームエレベーターを設置することができます。

複雑な設備は慎重に検討

複雑な設備は慎重に検討 過ごしやすい老後のお家

たとえ便利な設備でも 複雑な操作では宝の持ち腐れです。日々のメンテナンスも行き届かなくなるので、安全性に問題が出る可能性があります。将来的に本当に使いこなせるのか、実物を確かめてから取り入ましょう。50代で家を建てる前に考えること。自分自身が将来のシニアになったときの準備のひとつの考え方としてぜひ、ご活用ください。

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住生活コンサルタント 早坂淳一住生活コンサルタント 早坂淳一

住生活コンサルタント 
早坂淳一
ネクスト・アイズ株式会社

大手百貨店にてクレジットカード事業の立ち上げやポイントカードシステムの運用、全店販促支援システムの運用、売場リニューアルブロジェクトなど、新規事業を中心とした業務に従事。 その後、携帯キャリア店舗改善プロジェクトや不登校児童・生徒活動支援プロジェクト、工務店支援プロジェクトに従事したのち、工務店にて営業を経験し、現在は第三者機関ネクスト・アイズにて、住宅コンサルタントとして活躍中。

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