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健康を害する!15%節電への注意ポイント
1 健康を害する15%節電を!
この夏は、15%節電をうけて、できるだけエアコンを使わずにこの夏を乗り切ろうとお考えの方々は、きっと多いと思います。特に就寝時の寝苦しさは、昨年仙台から越してきた私たち家族にとって、昨年夏の酷暑は、今年以降の夏を乗り切る自信をなくすほど過酷な体験でした。 仙台から持ってきた長年愛用の除湿器も、あまりの湿度の高さに壊れてしまうほど。仙台ではエアコンの利用は必要最低限で済んでいただけに、これから訪れる首都圏の暑さを前に、節電しながら乗り切る工夫をすでにはじめています。
15%節電といっても、真夏の日中を乗り切ることさえできれば、深夜は消費可能な電力にある程度のゆとりがあることは、東京電力で毎日公開している電力の使用状況グラフ(当社サービスエリア内)をご覧いただくことで、1時間単位の使用状況がご確認いただけます。
東京電力:電力の使用状況グラフ(当社サービスエリア内)
こちらから
(外部リンク:東京電力)
節電効果が高い扇風機や扇風機の価格の差については、お近くの家電量販店などでご確認いただくのが、もっとも間違いないのでこの場では割愛しますが、この夏、 個人的にもっとも心配していることは、睡眠時の寝苦しさに伴う睡眠不足。乳幼児や高齢者のみなさまをはじめ、体調が優れない方々も、就寝時に《15%節電》のために無理矢理エアコンも活用せずに就寝。体調を崩されたりしたのでは、15%節電という社会問題以前に、みなさまの健康を害してしまいます。
2 睡眠不足にならないように!
体温調整能力が弱い、または体調を崩された方々は、身体の奥の深部体温がなかなか下がりにくく寝付きが悪くなりがち。そして、この深部体温は皮膚からの放熱で下がりますが、夜も気温が高く湿度が高いと、皮膚からの放熱が進まず深部体温も高いままとなります。
寝付きが悪い=睡眠不足で体調を崩してしまっては、まったく意味がありません。特に蒸し暑い時期は無理せずに、寝る前や就寝後しばらくのあいだエアコンをタイマーで作動させるだけでも、翌日の寝起きがまったく違います。また、私自身は、真夏の冷え性で悩まされているのですが、今年の夏はいままで以上に冷たい飲み物や冷たい食べ物の摂取、冷却グッズの使い方の加減についての見当がつきません。暑さが我慢できずに冷たい飲み物を大量に飲んでしまったり、冷えた麺類などをたくさん食べ過ぎると、胃腸の働きが弱って食欲不振やいろいろな胃腸系の症状(下痢・便秘)などを引き起こしてしまうのは、毎年夏の恒例行事。また氷や冷却剤なども身体の同じ場所で使い続けたことで体表の血液循環が悪くなり肩や腕の痺れや鈍い痛みが長いあいだ続くこともありました。
暑さが続くと、目先のガリガリ君の魅力には抗しがたく…その日の夜になると、たいがい後悔する日々が続きます。
エアコンになれた生活がずっと続いていると、暑さをしのぐ体力や工夫が足りなくなりがち。これから少しづつ暑さに慣れる工夫をすることで、読者のみなさまもこの夏も乗り越えることができると確信しています。
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