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【ゾーニング】と【動線】4つのポイント家族で希望の間取りを決めましょう
1 ゾーニング!?家族で希望の間取りを決めよう!
さて、1月から、住宅展示場や現場見学会へ足を運んで実物を見学された方も多くいらっしゃったかと思います。住宅展示場や現場見学会に行った後、家族で外観イメージやインテリアのイメージを、カタログ片手にいろいろと選んでいきます。次に、敷地の建ぺい率・容積率から家の大きさが定まりますが、敷地や予算などの前提条件から家の大きさがある程度固まっているのであれば、ゾーニングという作業をしてみましょう。
ゾーニングとは、家のどのあたりにどの部屋をどの程度の大きさで置くのか、おおよそ決めていく作業です。
パソコンで書く方法もありますが、最初は家族総出で「方眼紙」にフリーハンドで書き出すと、あとで家族でモメることも少ないようです。そのゾーニングのポイントですが、まず、最初は大きなくくりで3つの要素を配置してみます。
3つの要素とは、リビングやダイニングなど家族が共有するパブリックスペース。寝室や子ども部屋など、家族おのおのが専有するプライベートスペース。そして、水まわりや収納など、その他スペース。それぞれ3分の1づつ配分してみると、きれいにまとまります。
意識しなければならない大切なことは、「家は立体である」ということ。最初のうちは、どうしても家を平面とみなして書いてしまいがち。当たり前の話ですが、階段や吹き抜けは1・2階とも同じ位置になります。また、2階の水まわりや子ども部屋は階下への騒音を配慮します。おおよその部屋の配置が決まると、設計担当者が具体的なプランニングに入ります。
ゾーニングと同時に考えるのが、動線です。動線とは、人の移動経路を線で結んだもので、動線がよくないと人と人がぶつかりやすい、暮らしにくい家になってしまいます。家のなかでの家族の行動や動きを想像してみながら、動線計画とゾーニングを考えてみましょう。
2 ゾーニングと動線4つのポイント
- 1.主な動線は3種類
- ・家事動線=料理・洗濯・掃除などで動く動線
- ・生活動線=家族が生活するために動く、通常の動線
- ・来客動線=来客が動くための動線
- 2.動線はなるべく短く
- 動線は短くするのがポイントです。家のなかを頻繁に動く家事動線は、一直線の短い動線が理想。
- 3.動線同士を交わらせないように
- 住み心地重視であれば、動線が交わることがないようにすることが重要です。新居でお風呂上がりに来客とバッタリ、という事態は考えたくないですね。
- 4.動線は複数検討する
- 動線を回遊型にしたり、目的の部屋に行くための複数の動線を考えておくと人の動きに柔軟性が。別の部屋を通らないと目的の部屋にたどり着けない動線は家族のプライバシーを損ねますので気をつけましょう。
ゾーイングと動線から見た間取りの注意点でした。是非お家づくりの参考にしてみてください!
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