マンションでもバストイレのリフォームは可能。
マンションでは水回りなどのリフォームは難しいものとされてきましたが、最近は設備機器のメーカーなどがリフォーム界に参入して、新しい機器やシステムなどを開発し、かなりのことができるようになりました。空間を広くしたり、ユニットバスに取り替えたりなど斬新なリフォームも可能となりました。
マンションなど集合住宅の場合はトイレの太めの排水管(直径10センチほど)がコンクリート床(スラブと言う)を貫いて下に落ちて行き、これが階下を通って流れているのです。
従ってこの配管自体をやり直すことは不可能なのです。トイレの配管の位置さえ大きく変えなければ便器の交換や浴槽は床上で可能なのです。最近は便器がコンパクトされ、その分空間も広々とできて斬新となり、リフォームも可能となっています。

■写真1:ベッドからトイレに腰を動かして行けるベンチ(設計K邸・写真 天野彰)

■写真2:トイレからさらに浴槽まで伝って行ける(設計R邸・写真 天野彰)
これからのサニタリーのリフォームはただ機器を取り替え、仕上げや空間を贅沢にするだけでなく、老いに対処して温かく、そしてやさしいリフォームとし、いざ倒れたときなどの緊急時の通報や、ベッドからトイレまで自力でベンチを伝って行けるよう、ベッドルームとの位置関係など全体配置を考えて行なうようにしたいものです。

■イラスト2:ベッドから即トイレにいけるプラン配置(天野彰)