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建築家 天野 彰 「夫・婦寝室」は「夫寝室」と「婦寝室」

「夫・婦寝室」は「夫寝室」と「婦寝室」

 「あのー、二階の間取りがちょっと・・・」で始まり、「もう一つ、部屋が欲しいのですが・・・」となるのです。
 そう、奥様からの「もう一つの寝室」の要求です。これが案外設計の終盤になってから出るから厄介なのです。

 たいていのご主人方は「な、なぜだ?」となるのですが、明らかに部屋を別々にして欲しい、と言う奥さんが多いのです。理由は奥様の安眠のためなのですが、住まいの設計でこうもリアルな話題となるとやりにくいものです。
 この件、ある程度は分かっていても、「こうして、ご主人と奥様の別々の寝室にしました」などと言うわけにもいきません。

 あるとき奥様の要望を誤解して、この「もう一つの寝室」を提案しましたら、「あら?どうして?私たちは一緒よ!」
などと肩すかしに会い、なんともやるせない思いをしたこともあるのです。
 以来、この“犬も食わない”夫婦の寝室を「どうでもいいことですが、ご主人のいびきで・・・」などとやんわり他の家の例などを上げながら話を進めるのです。設計する当方にとっては、とても「どうでもいいこと」などではありません。あとで「夫寝室」「婦寝室」の要求などがあると、二回も実施設計をすることになりかねないのです。

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表