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建築家 天野 彰 増築から減築の時代(1)~減築は都会人の生き方

増築から減築の時代(1)~減築は都会人の生き方


―「狭苦しい」の反対は「狭楽しい」減築は都会人の住まい方?―

 先週FM東京の朝の番組クロノスにて「これからの住まい」についてお話ししました。その中で「これからの住まいは『減築』でこそ快適で、夫婦仲が良く家族関係も良い家となる!」などと断言しました。
 「なんで今さら狭くする?」「壊すのにもお金がかかるのでは?」などのご意見も出ましたが…多くの賛同も得たのです。

 もともと狭い都市に住む私たちは必然的に地価が高額となり、狭い住まいに住むのだから不要なものを捨てて「狭苦しさ」から「苦」を取り去って「楽」にし、もっと積極的に“楽しく”住むことが一番。そう、狭さは変わらずとも「狭“楽”しく」住むことが都会人!と提唱して来たのです。

写真1:はじめて出版した『狭楽しく住む法』(故真鍋博氏カバー画)(左)、その25年後出版の『減築のすすめ』(講談社)(右)
<写真1:はじめて出版した『狭楽しく住む法』(故真鍋博氏カバー画)(左)、その25年後出版の『減築のすすめ』(講談社)(右)>

 部屋があっても物置同然となっていたり、子どもたちが出て行った後の残骸のなかに住むのではなく思い切ってその不要となった部屋を、お馴染みのイラストのように一部だけ解体「減築」するだけで風や光が通り、快適な部屋が多くなる。さらにその部分を思い切って人に貸たり、売却処分して今後の生活の糧にするなど・・・。これこそがこれからのスマートな都会人の生き方住まい方だと言うものです。

イラスト1:減築の図とその断面図
<イラスト1:減築の図とその断面図>

 そもそも「減築」は家を小さくすることが目的ではなく、利便性の高い都市での住まい方、今の家や生活を見直してさらに未来を想像することなのです。そう、減築は都会人の生活思想であり、哲学でもあるのです。
 これから数回にわたりその「減築」の考え方や、その効果、そして具対的な手法やさらに「狭楽しく住む」極意などをお話ししたいと思います。

写真2:涼しげなたった一坪の中庭W氏邸 (筆者撮影)
<写真2:涼しげなたった一坪の中庭W氏邸 (筆者撮影)>

こうした住まい方セミナーを2015年9月12日(土)仙台のエル・パーク仙台スタジオホール、同23日(水・祝)東京FM東京ホール、さらに26日(土)は神戸と、『家族が幸せになる家選び』(宅建協会)を渡辺正行さん方と開催の予定です。詳しくはFM東京クロノスのリンクをご覧ください。

「FM東京クロノス」はこちらから

★毎週土曜日 最新コラム公開中!   次回お楽しみに♪

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表