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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 二世帯住宅は「同居“共働”住宅」?にする

二世帯住宅は「同居“共働”住宅」?にする

 「田舎で老夫婦だけで住んでいる両親が心配」
「働きに出たいが、子どもが心配」
などと、今にわかに同居ブームなのです。核家族で別々に住んできた親子が、親の高齢化に伴って突然の体調の変化や怪我などに対し、互いが離れて住んでいることの不安を持つことと、子夫婦が共働きであったり、子どもの成長にともなって家が手狭になったなどが原因とも言えますが、この3・11の大震災直後から親子双方からの同居希望が増えていると言うのです。

イラスト1:親子二世帯の時計
■イラスト1:親子二世帯の時計(天野彰)

同居の濃度? べったり同居⇔二世帯分離

加えて親の年金の目減りや医療費の負担増、さらにはそのまた親の介護、すなわち老々介護などの問題が差し迫っているのです。本音では親たちに同居の希望や願望?があっても、今まで勝手気ままな核家族での暮らしてきたために親たちが同居に不安を抱いているのです。

べったり同居は親夫婦が子夫婦にいろいろ気を遣い、結局一、二階に分けて勝手気ままに住める「二世帯住宅」が良いとなるのです。しかし「二世帯住宅」は「同居住宅」ではなく、近くに住みながら親子が疎遠になってしまうことも多いのです。

イラスト2:同居の濃度とパターンーKと玄関が変わる
■イラスト2:同居の濃度とパターンーKと玄関が変わる(天野彰)

結局のところ、同居するなら息子夫婦すなわち嫁とは思い切って「べったりの同居」が良く、意外にも娘夫婦とはあえてきっちりと分けた「二世帯住宅」がよいのです。
理由は簡単で、二世帯住宅と言っても、親子がさして広くもない一つの敷地の中で、しかも同じ屋根の下で鼻を突き合わせて住むことになるのです。これらはたとえ玄関を別々にしても、音もすれば声も聞こえ、孫子は行き交いするのです。結局目を合わす機会も多くなり“勝手”には住めるものではないのです。いったん意見の違いがあったり、諍いがあると別々の家に住んでいるために、なかなか修復のチャンスがないのです。
これは「スープの冷めない距離」とも同じで、近くに居ながら“スープ”どころか顔も見せないなど、かえって気まずい関係になりかねないのです。そんなときに限って、父親が急に病に倒れたり、最悪亡くなりでもしたら母親の疎外感はさらに増すことになりかねないのです。

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表