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建築家 天野 彰 夫婦の「場」を子どもには“貸す”体育館のような家

夫婦の「場」を子どもには“貸す”体育館のような家

 こうしてつくった間取りの家で、あっと言う間に子育てが終わると、住まいはまた夫婦が「愉しむ場」に変わるのです。もともと夫婦は子育てのためではなく最初から二人の「人」として生きて行く「場」のはずです。その「場」を子どもたちが成長するまで“貸せ”ばいいのです。
間取りは家族それぞれのいろいろな生活の「場」と考えて、その「場」を配置することです。そこに家族の空間が生まれるのです。

 家族は勝手な「時」に、勝手な行動をする「場」で、時に一緒に行動もするのです。これは決して「部屋」ではなく、むしろ「時空」なのです。すなわちこの設計手法は「時取り」と「場取り」で、住む人のすべてに生活に対応するのです。これによって住まいが家族と一体となり。変化もして行くのです。

 なんてことはないのです。これはかつて私たちが洞穴の中に住んでいた創始のときから、わが国に営々と続いた、あの間仕切りのない掘っ立ての「普通の家」だったのです。

イラスト3:人類創始からの洞穴の住まい
■イラスト3:人類創始からの洞穴の住まい(天野彰)

 わが生活にフレキシブルに順応するシンプルな家、そうです。あの間仕切りのない体育館のようなワンルームの家をイメージすればよいのです。
そこから家族の時間に合わせ住まいを変化させればいいのです。

 イラスト4:後で間仕切り自由な「体育館住宅」
■イラスト4:後で間仕切り自由な「体育館住宅」(天野彰)

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表