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建築家 天野 彰 老後のことも巨大地震も忘れ?「夢の家」をつくる!!

老後のことも巨大地震も忘れ?「夢の家」をつくる!!

 そうです!確かに元気なうちから老後をくよくよ考え、地震にびくびくしながら家を建てたり、リフォームをしていてはいい家は建ちません。素敵なキッチン、素敵なバスでいいのです! 
「え、えー?」と思われるかもしれませんが、家づくりは楽しくなくてはいけません。そしてこれからを元気に溌剌と生きて行くことが何より幸せなことです。それでなければ家を建てる意味などないのです。まずはこうして思い通りの「夢の家」にするのです。

 そうすると…、不思議ですねえ?!なぜか、その段階で建て主の方からこれはあの巨大地震が来たときには大丈夫ですか…?とか年を取ったら屋根裏収納の物など出せるでしょうか?などなど、ご自分たちからおっしゃるのです。

 そうです!そこです!老後の対策も耐震補強もこうした「夢の家」のプランができて初めて気付くことなのです。それでいいのです。それこそが現実的で究極の老後対策も耐震対策できるようになるのです。実際に、老後の為の家も地震の為の家もちっともおもしろくありません。第一夢が無いのです。

 老後を忘れ、地震が来ることも忘れるくらい楽しく“良く考えた「夢の家」”が、本当に安心安全の家となるのです。では、その家をどうつくるか?答えは簡単です。まず、今の暮らしを考えるのです。すると何が必要で、何が必要でないかが分かり、「夢の家」をイメージして夫婦のそしてそれぞれのしたいことだけをプランに落とし込むのです。それだけでいいのです。
その上で夫が、あるいは妻が不自由になる。その時をちょっと考えるのです。これは一般論ではなく、長年連れ添った相手の様子や性格を互いに考えて・・・、“家の中をどう移動するか? トイレは? 風呂は? と真剣に想うのです。そのとき世話をするのは自分です。自分はどうするか?です。その反対に今度は、自分が世話をされるときを想うのです。そのとき自分はどう思うか?を想うのです”。

毎日パーテーのジャンボテーブル
■毎日パーテーのジャンボテーブル(写真天野彰)

 まるで問答のようですが・・・これはいくら親しい間でも相談はできません。ひょっとして、逃げ出したくなる自分なのかもしれません。
 この想い。そうです、シミュレーションをすることです。この想いを設計者に「あの…」といろいろ質問をし、注文をすればいいのです。するとこの「夢の家」に現実的な老後の自分たちが刻み込まれ、さらにすっきりした本物のプランとなり、結果、地震にも強い家となるのです。いやー!家づくりは愉しいですねぇ!

わが家のスナックバー
■わが家のスナックバー(写真天野彰)

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表