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建築家 天野 彰 見積もり上の消費税は家中に残り【体脂肪】となる?!

見積もり上の消費税は家中に残り【体脂肪】となる?!

 こればかりではありません!
 これらのサッシが梱包され現場に搬入され(梱包費・運賃は別に消費税)、さらに取り付け費、養生費、清掃費さらに経費、そして最後に家全体のコストに対する5%の消費税が、まるで“体脂肪”のように家のあちこちに加算されていることが分かるのです・・・。

まるで体脂肪(赤色)のように家中に残る消費税の量は膨大
■イラスト2:まるで体脂肪(赤色)のように家中に残る消費税の量は膨大(天野彰)

 確かに中間のあらゆる材料・部品メーカーや施工業態には、それぞれ5%加算して請求されて支払っても、買いと売りでその消費税分は差し引き減額されるかも知れません。が、ただ買って住むだけの建て主にとっては、これらの見積もり額の中のあらゆる資材、部材、部品、工賃の消費税分がまるでメタボのように家中に隈なく蓄積されたままとなっていて “1円も”還元されることはないのです。

 こうして建て主は既にあらゆる段階で5%の、さらに5%以上もの消費税をあちこちで次々と払わされていることとなるのです。さらに家本体に消費税を加算する必要などまったくないのです。つまり住む為の“家に消費税を掛けてはいけない”のです。

 今5%の消費税でイラストのように“メタボ”となった家のコストは割高となり、スリムにする為ダイエット?して、まず耐震強化や省エネ対策費を削ることとなるのです。これで将来巨大地震に見舞われたり、光熱費が暴騰したら家も生活も倒壊です。まさにこの家の中の消費税は老後の家をまるで白アリのように喰ってしまうのです。

お金で支えられた柱に白アリのような消費税が・・・
■イラスト2:お金で支えられた柱に白アリのような消費税が・・・(天野彰)

 さて、果たしてさらなる10%の消費税アップで、これが住宅に課せられたら・・・、皆さまはまた駆け込み着工をして、その2,30%も割高となることを容認するのでしょうか?

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表