建築家東京都渋谷区松涛
アトリエ・フォア・エイ
戸建思い出を残すフルリフォーム
建物の老朽化を心配してご相談を受けてリフォームした物件です。
2階が主な生活空間として利用しており、1階は主に客間として利用されていない状態から、1階を主要室として、終の棲家としてリフォームを行いました。昔の面影を残しつつ、トイレや水廻りなど、将来の介護にも対応しやすい計画としています。
急な勾配だった階段も付け替えることで、2階も利用しやすく改修しました。

部位別ギャラリー

急勾配で踏み外しの危険があった以前の階段。実際に転倒された経験もあり、ご家族にとって大きな不安の種でした。この「暮らしの障壁」をどのように解消し、安心して移動できる住まいへと作り変えたのでしょうか。

緩やかな勾配で安全に生まれ変わった階段
以前の急勾配な階段を架け替え、踏面(ふみづら)を広げた緩やかな設計に。上り下りが格段に楽になり、足元の不安を解消しました。さらに、玄関ホールから続くしっかりとした手すりを設置することで、ご家族がいつまでも安心して暮らせる、バリアフリーな住まいが完成しました。

改修前のリビングダイニング
壁や重厚な造作家具によってキッチンと完全に分断されていた以前の間取り。光が届きにくく、日中でもどこか薄暗い印象だったこの空間が、ライフスタイルの変化に合わせてどのように開放的な大空間へと生まれ変わるのでしょうか。

光が通り抜ける、開放的なリビングダイニング
壁を取り払い、奥のキッチンからも自然光が入り込む明るいLDKを実現。キッチンと一体化させることで、お部屋全体の開放感が劇的に向上しました。木の温もりが心地よい造作の収納棚や、お部屋を優しく照らすダウンライトが、家族の団らんを温かく包み込みます。

キッチンからリビング・和室まで見渡せる開放感
キッチンに立つと、広々としたリビングから奥の和室までを一望。お料理をしながら家族と会話を楽しんだり、お子様の様子を見守ったりできる「司令塔」のような特等席です。仕切りをなくしたことで、家中が光と風で満たされる心地よいLDKへと生まれ変わりました。

雪見障子から四季を愛でる、凛とした和室
障子を上げたまま外の景色を楽しめる「雪見障子」を採用。美しい庭園を額縁のように切り取り、室内にいながら季節の移ろいを感じられます。畳の周りに板畳を設けることで、空間に奥行きと格調を与えた、現代のライフスタイルに寄り添う静謐な癒やしの空間です。

リビングから水回りへダイレクトにアクセスできる、暮らしやすさを追求した間取り。扉の開口部を広く設計することで、将来の車椅子利用や介助が必要なシーンでもスムーズに移動できます。「今」の家事ラクと「未来」の安心を両立した、家族に優しいバリアフリー設計です。

改修によって生まれた、車椅子でも楽に出入りできる広い間口のトイレ。奥の洗面・浴室までフラットに繋がる動線は、介護のしやすさはもちろん、日々の家事効率も劇的に高めてくれます。木の温もりを感じる、明るく清潔感あふれる水回り空間です。
リノベーションDATA
| 物件種別 | 一戸建て |
|---|---|
| 工事年度 | 2018年 |
| 所在地 | 東京都世田谷区 |
| 構造・工法 | 木造2階建て |
| 工事期間 | 60日間 |
| 築年数 | 築35年 |
| 総費用 | 1500万円 |
| 施工規模 | 約60m2 |
| 仮住まい | 有り |
| 工事内容 | 1室を残して全面改修 |

HOME








