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住宅関連記事・ノウハウ

建築家 天野 彰 ハード(鍵)ではなくソフト(心)で対処

 ハード(鍵)ではなくソフト(心)で対処

 しかし現実の家づくりではここまではできず。実際にはいくら鍵を掛けていても、ピッキングなどで簡単に鍵を開けられてしまいます。それではと、頑丈な鍵を2つも3つにしても、なんと!バールひとつでドアや窓を抉(こ)じ開けてしまうではありませんか! 耐火金庫のようにダイヤル式であろうと、カギは頑丈でも大きなバールで簡単に開けられてしまうのです。実際にこのことを耐火金庫メーカーに言っても「あれは“耐火”金庫です」とすげないのです。

 確かにあのがっしりしているはずのATMのように、ショベルカーなどを持ってきて壁を壊されたり、レッカー車で持って行かれたらどうにもならないのです。不思議なもので泥棒に入られる家は、一度ならず何度も被害に遭うようで、何度もドアをこじ開けられて入られたりすると、「もう家の中にいても外にいても同然よ!」などと嘆くことになるのです。

 こうしてバールなどで堂々?とドアや窓をこじ開けられたり、ガラスを割られてしまうことに対し、一体どう対処したらよいのでしょう?

 そこで「目には目を、歯には歯を」と、さらに頑丈な鉄格子や有刺鉄線に南京錠、さらには重量シャッターその上で赤外線ビームなどで防御するか、ですが・・・これでは見た目にも仰々しく、第一日常の生活が不便です。

 そこで頭を使うのです!そう知恵を働かすのです。そのためには自分が“泥棒になってみる!”のです。
 エッ?と思われそうですが相手も人間。ここに入りやすそうな家があれば、わざわざ入りにくそうな家には入りません?泥棒に入られた人はとても腹が立つのですが、冷静に考えてみれば・・・なるほど入られやすい家であったことが分かります。

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建築家 天野 彰建築家 天野 彰

建築家 
天野 彰

岡崎市生まれ。日本大学理工学部卒。
「日本住改善委員会」を組織し「住まいと建築の健康と安全を考える会 (住・建・康の会)」など主宰。住宅や医院・老人施設などの設計監理を全国で精力的に行っている。TV・新聞・雑誌などで広く発言を行い、元通産省「産業構造審議会」や厚生労働省「大規模災害救助研究会」などの専門委員も歴任。著書には、新刊『建築家が考える「良い家相」の住まい』(講談社)、『六十歳から家を建てる』(新潮選書)『新しい二世帯「同居」住宅のつくり方』(講談社+α新書)新装版『リフォームは、まず300万円以下で』(講談社)『転ばぬ先の家づくり』(祥伝社)など多数。

 一級建築士事務所アトリエ4A代表