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2026年3月22日(日)
土を見る(2)
はじめに
今回は簡便な試料採取方法を3つ紹介します。簡便なため貫入できる深度や地層に条件があり、不攪乱採取はできませんが、ローム層や腐植土などの土質確認の他、条件によっては簡易的な液状化予測のための試料採取にも使用できます。また、ボーリング調査が数十万円かかるのに対して、今回紹介する採取方法はどれも数万円で行えます。
試料採取目的の調査方法としては、スウェーデン式サウンディング試験(以下SWS試験)を建物四隅と中央で行い地盤のバランスを見た上で、試料採取を中央で1箇所、もしくは傾斜地では山側と谷側それぞれ1箇所ずつ行うやり方が一般的です。
1)ハンドオーガーボーリング
土を採取する器具(オーガー)をロッドの先端に取り付け、ハンドルを回転させて押し込み、深度20~30cm毎に引き上げ土を採取する。人力のため掘削可能深度は浅く、2~3m程度。固い地層は貫入できない。地下水位以深は水分が多いために試料が脱落して採取できない。

2)ドリルサンプラー
サンプラーをロッドの先端に取り付け、SWS試験の自動式試験機か手動式のハンドルで回転貫入させる。サンプラーはスクリュー型で長さが50cmほどあり、連続的な土質確認が行える(地層の境目が分かる)。採取量が少ない。採取可能深度はSWS試験で貫入できる深度(固い地層は貫入できない)。

3)土壌すくい
WS試験を行ったあと、サンプラーをロッドの先端に取り付け、SWS試験孔に貫入し、目的の深度の孔壁をこすって試料を採取する。目的の深度の試料をピンポイントで採取できる。採取量が少ない。採取可能深度はSWS試験で貫入できる深度。礫混じりの土層など、地層が緩くSWS試験孔壁が崩壊して孔が塞がると、目的の深度まで貫入できずに試料採取ができない場合がある。

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