掲載情報件数

完成事例 1574 件 | ハウスメーカー 22件 | 工務店 63件 |建築家 12

事例写真 11653

  1. HOME注文住宅のハウスネットギャラリー
  2. 住宅関連記事・ノウハウ TOP
  3. 注文住宅・家づくり
  4. スウェーデン式サウンディング試験結果の判定について(2)

住宅関連記事・ノウハウ

地盤品質判定士 千葉由美子 スウェーデン式サウンディング試験結果の判定について(2)

スウェーデン式サウンディング試験結果の判定について(2)

今回は、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)>において自沈層がある場合の地盤判定方法>について解説します。

まずは試験結果を利用した地盤支持力の算出式>を紹介します。

自沈層とは

自沈層とは、試験機のスクリューがおもりの重さだけで沈んでしまう層(半回転数0)のことを指します。

第2回の記事で試験方法について説明していますが、スウェーデン式サウンディング試験では次のように荷重を段階的に増やします。

  • ・5kg
  • ・25kg
  • ・50kg
  • ・75kg
  • ・100kg

各段階で沈下の有無を確認しながら荷重を増やしていきます。

つまり、自沈層といっても6段階の強度差が存在します。

例えば、同じ「半回転数0」でも、

  • ・75kgまで耐えた地盤
  • ・25kgまでしか耐えられない地盤

では、地盤の強さに大きな差があることが分かります。

自沈層の評価方法

実は、自沈層の評価方法には唯一の基準式があるわけではありません。

現在は複数の算出式が提案されており、その代表的なものとして日本建築学会の「小規模建築物基礎設計指針」があります。

日本建築学会の推奨式

qa = 30Wsw + 0.64Nsw>

  • ・qa:地盤の許容応力度(kN/m2
  • ・Wsw:荷重係数
  • ・Nsw:半回転数

この式は、国土交通省告示の計算式を発展させたもので、おもりの荷重(Wsw)を考慮できる点>が特徴です。

計算例

表1の試験結果を例に、基礎底部を地表面から−50cm>とした場合の計算を行います。

qa = 30((1+1+1+1+0.75+1+1+1)/8) + 0.64((8+8+0+8+0+0+16+0)/8)>

計算結果は

qa = 32.3 kN/m>

となります。

住宅地盤品質協会の推奨式

住宅地盤品質協会では、次の計算式も推奨されています。

qa = 30Wsw + 0.60Nsw>

この式は、

  • 日本建築学会の算定式
  • 告示の(3)式

を基にして作られたものです。

地盤判定で重要なポイント

これらの計算式で得られる値は、あくまで地盤支持力の目安>です。

実際の地盤判定では、次のような要素も考慮する必要があります。

  • ・地形条件
  • ・周辺地盤の状況
  • ・沈下の可能性

そのため、単純に計算結果だけで地盤の安全性を判断することはできません>

次回は、算出された数値だけでは判断できない地形条件を考慮した地盤判定について解説します。

スウェーデン式サウンディング試験結果表
表1:スウェーデン式サウンディング試験結果表

「地盤」があなたの家を強くする! 地盤品質判定士 千葉由美子(ジオテック株式会社)
地盤に関する専門情報を公開中「住宅じばん事典」もご覧ください。

関連記事

地盤品質判定士 千葉由美子地盤品質判定士 千葉由美子

地盤品質判定士 
千葉由美子

 ジオテック株式会社 / 地盤品質判定士
 学生時代は造園土木工学を専攻。就職先の建設会社で試験室へ配属になり、材料試験(建設発生土、再生砕石等)や土木工事(道路・堤防)の試験業務に携わる。様々な現場で試験を行ううちに、土が持つ複雑な特性に興味を持ち、2007年に地盤調査会社のジオテック株式会社へ入社。以後、宅地調査部で判定業務に携わる。2013年、公益社団法人地盤工学会等が発起人となって創設された資格制度の「地盤品質判定士検定試験」に合格。現在は地盤品質判定士としても活動する。

CATEGORIES

匿名 プラン・見積もり依頼

2025年人気住宅会社ランキング

THEME RANKING

PHOTO GALLERY

完成事例写真Photo Gallery