「傘の家」の文化に「壁の家」が入り込んで

■写真:T邸、外観は壁だけだが風通しは良い(写真天野彰)

■写真:K邸、左が玄関収納(写真天野彰)
「傘の家」は壁ではなく、柱と屋根組みだけの家です。ここに強靭で柔軟な柱と梁による木組みと、美しい屋根の文化が発展するのです。それは千年にもおよぶわが国の家の形です。ここに突如異文化の「壁の家」が入り込んで、私たちの過ごしやすい伝統的な「傘の家」の文化を混乱させ、しかも統一感のないバラバラの無秩序な街並みと、風通しの悪い密集した都市となっているのです、しかも中途半端な所有権のマンションの林立ともなっているのです。
憂慮すべきは、こうした開放的で中途半端な家づくりの中でいかに身を守り住まいを長持ちさせるか、と言うことがこれから重要な課題となるのです。
次回はこうした住まいの所有権を含め、住まいに消費税?不動産なのか消費財なのか?「10%の消費税はあまりにも高い!」を、お話ししたいと思います。