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地盤品質判定士 千葉由美子 スウェーデン式サウンディング試験結果の見方

スウェーデン式サウンディング試験結果の見方

 今回はスウェーデン式サウンディング試験の結果表の見方を紹介します。

 まず、「表-1 各測点毎のデータ表」ですが、表中の1の「荷重Wsw」はおもりの重さです。国際単位での表記となっていて、1.00kNは100kgのおもり、0.75kNは75kgのおもりを載せた状態です。「2」は「半回転数Na」で、これを③の「1m当りの半回転数Nsw」へ換算します。2が25cmを貫入させるのに回した回数なら4倍し、2が10cmを貫入させるのに回した回数なら10倍します。1と3の数値を使い、標準貫入試験(ボーリング試験に併用して行います)での打撃回数に当たる「N値」(地盤の固さの指標)を推定したものが4の「換算N値」です。土質によって換算式が違い、粘性土の場合と砂質土(礫・砂も含みます)の場合で分けています。換算式は一般的に「稲田式」が採用されています。

    【粘性土】換算N値=3Wsw+0.05Nsw
    【砂質土】換算N値=2Wsw+0.067Nsw
 データ表の右側の棒グラフは、赤いライン(実際の結果表には赤ラインは入っていません)を境に、左側は「何kNで自沈したか(Wsw)」を示し、右側は「1m当りの半回転数(Nsw)」を示していて、自沈層と回転層の分布が分かり易く記されています。
 換算N値表には、換算N値を折れ線グラフにしたものが記載されています。複数測点をまとめて表記しているタイプならば、折れ線グラフのバラつきを見ることができ、測点間のバランスの良し悪しが分かり易いです。
 例えば、「表-2 換算N値表」では折れ線がほぼ重なりあっていていますが、「表-3 換算N値表」では上部の折れ線が左右に大きく振れています。表2は全体的にバランスが良く、表3は上部でバランスが悪い、と見られます。

 各測点毎のデータ表
 ■表左:各測点毎のデータ表 ■表右:換算N値表
 換算N値表
 ■表:換算N値表

 「地盤」があなたの家を強くする! 地盤品質判定士 千葉由美子(ジオテック株式会社)
 ★地盤に関する専門情報を公開中「住宅じばん事典」もご覧ください。

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地盤品質判定士 千葉由美子地盤品質判定士 千葉由美子

地盤品質判定士 
千葉由美子

 ジオテック株式会社 / 地盤品質判定士
 学生時代は造園土木工学を専攻。就職先の建設会社で試験室へ配属になり、材料試験(建設発生土、再生砕石等)や土木工事(道路・堤防)の試験業務に携わる。様々な現場で試験を行ううちに、土が持つ複雑な特性に興味を持ち、2007年に地盤調査会社のジオテック株式会社へ入社。以後、宅地調査部で判定業務に携わる。2013年、公益社団法人地盤工学会等が発起人となって創設された資格制度の「地盤品質判定士検定試験」に合格。現在は地盤品質判定士としても活動する。